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2016年12月9日 21時41分

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iPhone7用A10独占受注のTSMC、次世代半導体に向け1.8兆円で新工場建設!

TSMC

 
iPhone7用A10プロセッサを独占受注している半導体メーカーのTSMCが、次世代半導体製造に向けて新工場を建設する計画です。

広大な土地に1兆8,000億円の新工場!

AppleやQualcommなどを顧客に持つ世界最大の半導体メーカーTSMCが、50〜80ヘクタールの広大な土地に5,000億台湾ドル(約1兆8,000億円)を投じた新工場の建設を計画している、とNikkei Asian Reviewが報じています。
 
TSMCの広報担当者は、5nmや3nmプロセスでの製造を想定していることを認めています。

微細化を競う半導体メーカー、2017年には10nmへ

半導体の基板上の回線の太さを示すnm(ナノメートル)は、数字が小さいほど高密度化による小型化が可能となり、各メーカーは、微細化技術を競っています。
 
A10
 
iPhone7に搭載されているA10プロセッサは、16nmプロセスで製造されており、TSMCは、2017年前半には10nmでの製造を予定しています。

新工場は高雄に建設、2022年に製造開始か

TSMCの広報担当者は、新工場の建設や稼働時期については回答を拒否しています。
 
しかし、台湾の科学技術省のヤン大臣は、TSMCは新工場を台湾南部の高雄に建設し、2022年に製造を開始する計画だ、と地元メディアに語っています。

新工場は事実上のAppleやQualcomm用?

TSMCは、大規模な設備投資により、ライバルであるSamsungやIntelに先行したい考えです。
 
しかし、新工場で製造される製品を購入できるのは、AppleやQualcomm、Nvidia、HuaweiやMediaTekなど、資金力のある一部顧客に限られるだろう、とIndustrial Technology Research Instituteのアナリスト、ジェリー・ペン氏は指摘しています。
 
TSMCは、世界に470社の顧客を持ちますが、売上の約16%はAppleとQualcommの2社から得ており、新工場は事実上、受注獲得が業績を大きく左右する大手2社のため、と言えるかもしれません。

ライバル・Samsungの「疑惑」もありA10を独占受注

2015年に発売されたiPhone6sに搭載されたA9プロセッサでは、Samsung製はTSMC製よりも電力消費が激しいとされ、「チップゲート」問題として話題となりました。
 
ライバルでもあるSamsungへの依存度を引き下げたいAppleは、この騒動に懲りたこともあってか、iPhone7/7 PlusのA10プロセッサはすべてTSMCに発注しています。
 
TSMC の株価は、iPhone7/7 Plusの好調で最高額を記録したほか、創業者の張忠謀氏は、2017年の「iPhone8」用のA11プロセッサも独占受注する、と強気の見通しを語っています。

 
 
Source:Nikkei Asian Review
(hato)

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