iPhone7の売り上げ、iPhone6sを上回る〜最新調査

iPhone7/7 Plus

iPhone7 Plus カメラ
 
発売から現在までのiPhone7の出荷台数は、2年前のiPhone6には及ばないものの、iPhone6sは上回っている模様です。

iPhone7の出荷台数はiPhone6とiPhone6sの中間

投資銀行調査部UBS Researchのアナリスト、スティーブ・ミルノビッチ氏は、サプライチェーンを調査した結果、iPhone7の出荷台数はiPhone6とiPhone6sの中間程度との判断を下しています。
 
またiPhone7 Plusへの関心は、iPhone6 PlusやiPhone6s Plusよりも高いのも、iPhone7/7 Plusの特徴となっています。これはデュアルカメラの影響が大きいと見ていいでしょう。
 
一方でiPhone SEへの興味は失われつつあります。2016年第3四半期(7月〜9月期)において、iPhone SEが米国でのiPhone売り上げ全体に占めた比率は16%、これが第4四半期には9%まで落ちるとUBSは予測しています。ただし数字の低下率が大きいのには、iPhone7の発売でiPhone全体の売り上げが伸びることが見込まれるのも影響しています。

Galaxy Note 7の影響

SamsungがiPhone7の競合製品として売り出したものの、度重なる発火事故で製造・販売中止せざるを得なかったGalaxy Note 7がiPhoneを含む他のスマートフォンに与える影響については、調査会社451 Researchが9月に、Samsungおよび他メーカーのスマートフォン所有者を対象としたアンケート調査を実施、結果をまとめています。
 
それによると、爆発事故の報道後、Samsungユーザーの17%、その他ユーザーの50%が、今後Samsung端末を購入する意欲が下がった、と回答しています。ただしリコールや販売中止による影響が出るのは、もうしばらく先になりそうです。
 
Galaxy Note7 の影響

昨年よりもクリスマス後の週が長い

UBSは2016年通年でのiPhone売り上げ台数について「一桁の中間の伸び(4〜6%程度)」、2017年については8%増と予測しています。
 
クリスマス商戦を含む第4四半期(10月〜12月期)のiPhone売り上げ台数については、7,400万台と見積もっています。ただし昨年よりもクリスマス後の週が1週間多いため、売上台数はもう少し増える可能性もあるとしています。
 
また10月25日に発表されるAppleの第4四半期(7月〜9月期)売り上げについては466億ドル(約4兆8,542億円)と予測、これはAppleが第3四半期の決算報告で明らかにした、455億〜475億ドル(約4兆7,400億〜約4兆9,500億円)という予測のほぼ中間、現在のウォール街の予測を若干下回る数字です。
 
 
Source:AppleInsider
(lunatic)
 
 

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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