iOS10、暗号化されていないWi-Fiに接続すると警告を表示!

iOS10

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iOS10では、暗号化されていないWi-Fiネットワークに接続すると、ユーザーに警告を表示することがわかりました。

カフェなどの暗号化されていないWi-Fiへの接続を警告

次世代iOSのiOS10は現在、開発者向けのベータ3と、登録ユーザー向けのパブリックベータ2が配信されており、今年秋の一般公開が予定されています。
 
iOS10をインストールしたiPhoneやiPadで暗号化されていない公衆Wi-Fiに接続すると、以下の警告メッセージが表示されることが分かりました。
 
iOS10 Wi-Fi 警告
 

公開ネットワークでは、セキュリティが提供されず、ネットワーク上のすべての通信内容が読み取られます。
 
WPA2 Personal (AES) 暗号化を使用するよう、ルーターを設定してください。

 
この警告表示は、「自動接続」「自動ログイン」の設定をオンにすれば、次回以降表示されなくなります。
 
なお、AES方式は現時点で最も複雑で強固とされている暗号化方式です。

「安全なフリーWi-Fiを見分けられる日本人はたった9%」

カフェやホテル、空港などで提供されている無料Wi-Fiは、誰でも自由に接続できて便利です。その裏返しとして、同じネットワークに攻撃者がいた場合、やり取りされる各種パスワードやメッセージの内容などの情報を盗み見される危険性があります。
 
先日、「安全なフリーWi-Fiを見分けられる日本人は9%だけ」という調査結果が公表されて話題となりましたが、気軽に使っているフリーWi-Fiの利用は危険と隣り合わせであることの認識が、日本ではあまり広がっていないのが実情です。
 
iOS10では、フリーWi-Fiの接続時に警告が表示されることで、戸惑いを覚えるユーザーも出ると思われますが、フリーWi-Fiへの接続には一定の危険が伴う、という認識が広がるきっかけとなるかもしれません。

 
 
Source:iOSHacker
(hato)

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