【iOS10】濡れたLightningケーブルを挿し込むと警告が出ることが判明
先日公開されたデベロッパー向けのiOS10 beta 3で、Lightningポートに水分を感知すると警告が出る仕様が新たに追加されていることが判明しました。
対応端末はiPhone6sとiPhone SEのみ?
iOS10 beta 3を搭載したiPhoneでは、Lightningポートに水分を感知した場合、Lightningケーブルなどのアクセサリを同ポートから外すよう警告が表示される仕様になっていることがわかりました。
あくまでもこの警告は、Lightningケーブルを装着しようとした際のみ表示されるそうですが、基盤に水分が入り込んでしまいiPhoneが故障することのないよう、ケーブルを取り外すまでポートが非アクティブ化される仕組みになっています。
現在は、iPhone6sとiPhone SEに搭載されたiOS10 beta 3でのみ確認されており、ニュースサイトApple Insiderによれば、beta 2搭載のiPhone6sでは同様の警告は表示されなかったとのことです。
偶然「耐久テスト」で発見した?
アップルはメカニズムについて現時点では公表しておらず、詳細は分かっていませんが、ポート部分に液体センサーが予め搭載されてはいたものの、iOS10 beta 2まではオフのままになっていたのではないか、と発見者であるEverythingAppleProは示唆しています。また、先述したApple Insiderも、電気回路に異変や接続エラーが起きた場合のみ、液体物の存在を検知するようになっているのでは、と述べています。
パッキンが取り付けられるなど、iPhone6sから徐々に本腰が入り始めたiPhoneの防水対策ですが、ついにiPhone7では公式に防水機能が発表されると言われています。本機能もiPhone7と正式版iOS10に向けての先駆けと言えるべきものなのかも知れません。
ちなみに発見者のEverythingAppleProと言えば、ポルシェのブレーキパッドにiPhoneを使って時速100kmを出したり、20,000Vの電流をiPhoneに流したりする「耐久テスト」でお馴染みのユーチューバーです。時には「なんと勿体ないことを……」と思うかもしれませんが、なかなかどうして、意図せず新機能を発見したりすることもあるのです。
Source:Apple Insider
(kihachi)