Apple、第2四半期のiPhone製造台数を削減か

iPhone6s 予約 Apple

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低調だった2016年第1四半期(1~3月期)のiPhone売り上げを受けて、Appleは第2四半期(4~6月期)のiPhone製造台数を減らしているとの推測を、証券会社と投資銀行が相次いで明らかにしました。

iPhone6sの売り上げ伸び悩む

米ローゼンブラット証券のアナリストJun Zhang氏は、投資家らに配布したメモにおいて、以前から懸念されていたAppleのサプライチェーンに対するiPhone発注数削減はほぼ間違いないと述べました。
 
Zhang氏は、iPhone6sの3月と4月の売り上げが前月比で2カ月連続で落ちていることも、第2四半期の製造台数削減の裏付けとなっているとし、ローゼンブラット証券が以前発表した、第2四半期のiPhone製造台数は前四半期から400万台カットされるとの予測を支持しました。

サプライヤーの業績低迷もiPhone発注台数カットの証拠か

Zhang氏に加え、投資銀行UBSのアナリストSteve Milunovich氏も、第2四半期のiPhone製造台数が減っている「しるし」として、iPhoneにプロセッサを供給しているTSMC、レンズを供給している台湾Larganの業績不振を挙げています。
 
UBSは第2四半期のiPhone売り上げ台数予測を、一般的なウォール街の予想である4,400万台を上回る4,800万台としていますが、Milunovich氏はこの数字は「高すぎる可能性がある」と警告しています。
 
Appleの1~3月期(同社第2四半期)の業績発表は、太平洋時間の4月25日午後2時(日本時間26日午前6時)に行われる予定です。
 
 
Source:AppleInsider
(lunatic)
 
 

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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