ポケットに入る!iPhone SEはスーツ着用ビジネスマン感動のサイズ感
3月31日に発売となったiPhone SEですが、筆者はゴールドの64GBモデルを購入しました。
これまではiPhone6 Plusを使用していたのですが、仕事柄、スーツを着て外出することが多い筆者にとって、「Plus」モデルは随分大きくて、ポケットに入らず、2013年モデルであるiPhone5sをあえて使用することもしばしばでした。
そんな筆者待望の4インチとなったiPhone SEについて、”スーツを着用する機会の多い”人間としての立場でレビューをしたいと思います。
まずは開封の儀(やや省略気味)
今回購入したのは、iPhone SEの64GBモデルで、カラーはゴールドです。
iPhone SEには、16GBと64GBモデルが用意されていますが、筆者は書類をiPhoneのカメラで撮影し、PDFで保存することが多いので、64GBモデルをチョイスしました。もちろん、Dropboxなどのオンラインストレージサービスを利用する場合は16GBモデルでも十分事足りるかと思いますが、筆者の場合は”もしも”の場合のセキュリティを考えて、あえてiPhone内部にすべてのデータを保存するようにしています。
開封や画面サイズの差については、iPhone Maniaにおいて発売日にご紹介しているので、あえて簡略化しますが、待望の4インチということで、筆者が興奮したことは言うまでもありません。
「ポケットに入る」という感動
先に言っておきますが、iPhone6 Plusは素晴らしいモデルでした。画面が大きいので、簡単な調べ物や書類・電子書籍の閲覧も可能で、iPadの存在意義をなくしてしまうほどです。しかし、約1年半使用した中で、このモデルには大きな欠点がありました。それはポケットに入らない(入りにくい)ことです。
まずは胸ポケットに入れた場合、明らかに本体の3分の1程度が飛び出します。さらに、着用しながらとなると、細身の体型の筆者ですらかなりパンパンな状態となり、明らかに不自然な存在感がそこに生まれます。
さらに、スーツのズボンのポケットに入れた場合も、ポケットの深さにもよりますが少しはみ出てしまいます。この状態で座るのは、本体へのダメージ等を考えると非常にリスキーです。自転車に乗っている際、一度落下してしまったこともありました。なお、名刺のポケットに入れた際も、第三者から見ると、明らかにそこに「大きな何か」が入っていることが分かる状態です。
この問題が、iPhone SEの場合、すっきりと解決してしまいます。
シャツの胸ポケットに入れた際、スマートフォンが入っている事はわかりますが、そこに不自然さはありません。厚みはiPhone6 Plusよりもあるのに、すっきりとしています。
スーツのズボンのポケットに入れた場合は、ポケットにすっきりと収まります。座る際はさすがに出したほうが良いのかもしれませんが、不思議とそこに窮屈さはありません。
これまで1年半にわたって悩んでいたことがすっきりと解決し、非常に清々しい気持ちです。
iPhone5sではダメ?
iPhone5sはもちろん良い端末です。現在でもしっかりと現役で使えるでしょう。
しかし、処理速度について考えた場合、Appleの最新のテクノロジーは前モデルを大きく圧倒するものに仕上がっています。
iPhone SEはiPhone5sから倍増となる2GBのRAMが搭載されており、ブラウジングの際にストレスとなりがちなページの再読み込みが格段に減りました。iPhone5sでGoogleのスプレッドシートを使用していると、開いて閉じての作業がある度に再び展開する手間がありましたが、iPhone SEではその回数が体感できるほどに減っています。もはやその性能は、ラップトップと比較しても引けをとらないものになっているように感じます。
さらに、iPhone SEには素晴らしいリアカメラが搭載されています。
iPhone5sでは800万画素でしたが、iPhone SEでは1,200万画素へと進化しています。4K動画の撮影も可能となり、テレビの大画面で再生しても美しく仕上がります。
コスト面でも、これまでのiPhoneシリーズと比較すれば廉価で、手の届きやすいものです。今後長く使うことを考えれば、iPhone SEを選んで損はないと思います。
【余談】iPhone SEとiPadの併用が最強説
ビジネスマンとして働く場合、クライアントに動画や検索結果を見せる機会も多いでしょうし、スケジュール管理を電子端末でしたいという方も多いでしょう。
こうした際に活躍するのがiPadシリーズです。
筆者はiPad mini4を使用していますが、iPhone SEとの併用をはじめてから、改めてその存在価値の大きさを実感するようになりました。iPhone6 Plusを使用していた際に埋もれていたiPad mini4は、ここ数日活躍の機会が増えて嬉しそうです。
スーツ着用のビジネスマンで、ポケットにiPhoneを入れる&カバンにiPadを入れるという使い分けをしている方をしている方は多いことかと思いますが、iPhone SEとiPadという組み合わせは非常に魅力的です。なお、現在iPad mini4を使用している筆者が悩んでいるのはキーボードをどうするかという点です。サードパーティ製のものは数多く販売されていますが、今のところ「これ」というものに出会えてはいません・・・。
Appleは、31日に9.7インチ版のiPad Proを発売しましたが、こちらのモデルには「Smart Keyboard」という純正キーボードが用意されています。そうした意味で今回のAppleの発表内容は、非常によく出来た戦略だと思います。
(クロス)