Apple Intelligence用サーバーの製造をFoxconnに要請か
Appleが、人工知能(AI)用途に使用するサーバーの製造をFoxconnに要請したと、Nikkei Asiaが報じています。
Apple Intelligenceの継続的な強化が目的か
Nikkei Asiaは、AppleがFoxconnに対しAI関連サーバーの製造を要請した理由として、生成AIがブームでありそれに乗じてiPhoneのシェアを拡大するためにも重要と説明しています。
iPhone16シリーズとiPhone16 ProシリーズはAppleのAIことApple Intelligenceに対応、それを期待する消費者から多数の注文を集めると期待されていますが、現状では残念ながらそうした状況にはなっていないとアナリストのミンチー・クオ氏などが報告していました。
AI関連機能で先行するAndroidスマートフォン
しかしながら、Google Pixelシリーズや、Galaxy AIが実行可能なGalaxyスマートフォンに対抗する上でも、Apple Intelligence関連機能を強化せざるを得ない状況です。
そのためには、それを支えるサーバーの整備が重要なのでしょう。
AppleのAIサーバーに搭載されるのはM5と噂
FoxconnはNVIDIAのAIサーバーを製造しているとNikkei Asiaは説明しており、製造委託先として申し分ない状況です。
ただし、iPhoneの大多数を製造しAppleとの関係が深いFoxconnであっても、サーバーの製造まで引き受ける余力はそれほどないとNikkei Asiaは指摘しています。
AppleはM5の製造をTSMCに委託し、2025年後半に量産を開始、iPad ProやMacだけではなくM5をAIサーバーに搭載することを検討しているとのサプライヤー筋の情報がありました。
M5の製造をTSMCが、M5搭載サーバーの製造をFoxconnといずれもAppleと関係が深いサプライヤーが担ってくれれば、Appleとしても好都合でしょう。
サーバー用チップはM4だとHaitongのアナリストであるジェフ・プー氏は述べていましたが、M4を製造しているのもTSMCです。
Source:Nikkei Asia via Wccftech