中国のOLED技術者引き抜きで韓国との技術差はわずか6カ月に短縮〜日本も辿った道?

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中国のディスプレイサプライヤーは韓国のディスプレイサプライヤーからの技術者獲得を積極的に進めており技術格差はOLEDディスプレイにおいてもはや6カ月程度に短縮している模様です。

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韓国企業から中国企業への技術者流出止まらず?

中国のディスプレイサプライヤーによる技術者獲得はディスプレイパネルに関してだけではなく、ディスプレイドライバIC(DDI)などその周辺にもおよんでいるようです。

こうした中国の動きに対して韓国は、サプライヤーだけではなく政府レベルでも対策を講じてきましたが期待通りの効果は得られていないとの論調が海外メディアでは多く見受けられます。

韓国企業の技術的先進性はわずか6カ月、卸価格で優位に立つ中国企業

OLEDディスプレイの重要な基幹部品であるDDIに関する動きが最近は目立っており、中国企業が精算予定の韓国のDDIサプライヤーの技術者を数十人まとめてヘッドハンティングすることを計画していると指摘されています。

もしも中国企業がDDIを本格的に供給できるようになった場合、OPPOやVivo、Honor向けOLEDディスプレイへの供給を手始めに、最終的にSamsung Displayにも供給するようになる可能性があると韓国メディアは懸念しています。

品質を別にすれば、中国のディスプレイサプライヤーはBOETianmaなど卸価格の安さで韓国のディスプレイサプライヤーよりも優位にたっているため、こうした技術者の集団移籍が進めば6カ月と指摘される韓国のディスプレイサプライヤーのOLEDディスプレイ開発における技術的先進性もいずれ失われるかもしれません。

かつて日本の技術者を積極採用した韓国企業

こうした韓国メディアの論調を見ていると、家庭用薄型テレビの開発などにおいて日本人技術者が韓国企業にヘッドハンティングされた動きを思い出させます。

Photo:ZeiTech/YouTube

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