
M6 ProとM6 Maxの可能性再浮上〜MacBook Pro(OLED)が採用?

M6 ProおよびM6 Maxは発表されないとの予想が有力なM6シリーズについて、将来的にはM6 Ultraまで含めてラインアップされる可能性があると、工商時報がパッケージ技術の観点から推察しています。
次世代Ultra FusionやWMCMに注目
工商時報は、M5 Ultraが採用した次世代Ultra Fusionに注目し、Appleが1つの大型ダイを用いる設計から、複数のダイを組み合わせるモジュール化へ移行しつつあると指摘しています。
さらに、M6を製造するTSMCの2nmプロセスで活用が進むとみられるWMCM(Wafer-level Multi-Chip Module)にも注目しています。
WMCMはDRAMをチップの上に重ねる従来のPoPとは異なり、プロセッサとDRAMを横方向に配置するパッケージ技術です。iPhone18 Proシリーズと折りたたみiPhone向けA20 Proで採用される見込みです。
新パッケージをM6上位版にも活用?
こうした新しいパッケージ技術を活用するため、M6シリーズでもM6 ProやM6 Max、将来的にはM6 Ultraが用意される可能性があるというのが工商時報の見立てです。
もしM6 ProとM6 Maxが登場するのであれば、有機EL(OLED)ディスプレイとタッチスクリーンを採用すると噂される新型14インチおよび16インチMacBook Proへの搭載も考えられます。
ただし、この見方は現在有力視されているAppleシリコンのロードマップとは異なります。
OLED MacBook ProはM5 Pro継続か
OLEDとタッチスクリーンを搭載する新型MacBook Proには、当初M6 ProおよびM6 Maxが搭載されると噂されていました。
しかし、Bloombergのマーク・ガーマン記者の最新予想では、AppleはM6 ProとM6 Maxをスキップし、OLED搭載モデルにはM5 ProおよびM5 Maxを継続採用するとされています。
その後継モデルは2027年末頃に登場し、M7 ProおよびM7 Maxへチップが刷新される見込みです。さらに、M6 Ultraも用意されず、次のUltraチップは2028年登場予定のM7 Ultraになるとガーマン記者は伝えています。
工商時報の記事はあくまでもM6シリーズの将来的な拡張余地をパッケージ技術から推察したもので、現時点の具体的な製品ロードマップを示す情報ではないと考えられます。
ガーマン氏の予想が有力との見方
Wccftechも両者の報道を取り上げており、現時点ではガーマン記者の見立てのほうが有力とみています。この予想通りであれば、M6シリーズは標準のM6のみとなり、M6 Pro、M6 Max、M6 Ultraは登場しません。
OLEDディスプレイとタッチスクリーンを搭載する新型MacBook Proには、既存のM5 ProとM5 Maxが採用されることになります。
先日まで販売されていたMac miniはM4とM4 Proの構成でしたが、新型ではM6とM5 Proという異なる世代のチップを組み合わせた構成になっています。M6 Proを投入する計画があるのであれば、Mac miniで採用する選択肢も考えられますが、実際にはM5 Proが継続採用されました。
この点も、AppleがM6 ProとM6 Maxをスキップするとの予想を補強する材料の1つになりそうです。
M3 Ultraのような例も
もっとも、Appleシリコンのロードマップが後から変更される可能性まで否定することはできません。M3 Ultraについても、一時は登場しないとの予想がありましたが、その後実際に製品化されています。
そのため、現時点ではM6 ProとM6 Maxが登場しないとの見方が有力ですが、将来的にAppleが計画を変更する可能性まで完全に排除するのは早そうです。
Photo: Apple Hub/Facebook
