
沖縄で撮った4K動画を外出先から自宅へ送れるか?UGREEN NASync DH2300の実測

【PR】本記事は株式会社ユーグリーン・ジャパンの提供でお届けします。製品の提供を受けて制作していますが、検証内容と評価は編集部が独自に行っています。
iCloud+の50GBプランで足りていますが、4Kで撮った海の動画が増え、容量が足りなくなるのが見えてきました。自宅にNASを置けば解決するのか、UGREEN NASync DH2300を借りて検証しました。外出先のモバイル回線からの転送と閲覧を中心に、実測データをもとに判断基準を整理します。
4Kで撮った海の動画がiCloud+の50GBを圧迫する
筆者はiCloud+の50GBプランを使っています。月額180円で、現時点では足りています。
ただし、足りなくなるのは時間の問題です。2026年8月に沖縄でダイビングをした際、iPhoneを防水ハウジングに入れて4K/60fpsで撮影しました。1本のダイビングはおよそ35分で、この日は3本潜っています。撮ったのは1本あたり15秒から30秒の短い動画が23本と、写真が25枚です。データ量は合わせて約5.2GBでした。
1日で5.2GBです。50GBのプランなら、同じ量を10日ぶん撮れば埋まります。実際には普段の写真やバックアップも同じ容量を使うため、もっと早く限界が来ます。
10年ほどダイビングインストラクターをしていたこともあり、撮りためた海の写真と動画はiPhone、SDカード、古いPCに分散したままです。どこに何があるのか把握できていません。
さらに2026年7月、iCloud+は全プランが約2割値上げされました。50GBは150円から180円になっています。金額としては小さいものの、容量を増やしていく前提で考えると、置き場所そのものを見直す時期に来ていると判断しました。

検証に使った機材と環境
検証したのはUGREENのNASync DH2300です。4TBのHDDを2台入れ、RAID 1で構成しました。実際に使える容量は3.6TBです。
なお本機はメーカーから借りたレビュー用のサンプル機のため、開封済みの状態から検証を始めています。
確認したのは次の4点です。
- 初期設定: 箱を開けてから写真が入り始めるまでの所要時間
- 外出先からの転送: モバイル回線で自宅のNASへ動画を送れるか
- 外出先からの閲覧: 送ったものをその場で見られるか
- 自宅内の転送速度: Wi-Fiと有線LANでどれだけ違うか
UGREEN NASync DH2300をAmazonで見る
箱を開けてから使えるまでにかかった時間は10分
初期設定が完了して写真が入り始めるまで、10分から11分でした。ただし、その10分の中身は均等ではありません。
HDDをトレイに固定して本体に差し込み、電源とLANケーブルをつなぐところまでは、説明書の図解どおりに進みます。ここで迷う場面はありませんでした。
手が止まったのはその次です。電源を入れたあと、何をすればよいのか分かりませんでした。説明書を最初から見直しても手順が続いている感覚がなく、結局は調べ物に3分から4分を使っています。

あとから読み直したところ、説明書に記載はありました。全10ページの折りたたみ1枚のうち、後半にブラウザで「find.ugreen.com」へアクセスする方法と、公式サイトからクライアントアプリを入手する方法が書かれています。
書いてあるにもかかわらずたどり着けなかった理由は、3つあると考えています。
- 取り付けから起動までは大きな図解が続くのに、その先でLEDインジケーターの一覧表が挟まり、手順の流れが途切れる
- 管理画面への到達方法が、図のない小見出し数行しかない
- ブラウザ経由とアプリ経由の2つに分かれていて、どちらを選ぶべきか示されていない
記載漏れではなく、情報の並び順の問題です。
アプリを入れてからは早く進みました。起動するとNASを自動で見つけ、HDDの初期化もRAIDの構成も画面の案内に従うだけで完了します。専門用語で迷う場面はありませんでした。

これから購入する方は、HDDを取り付けたら先にアプリを入れてください。この3分から4分は発生しなくなります。
外出先のモバイル回線から3GBを送るのに33分58秒かかった
自宅から離れた場所でモバイル回線(au)に切り替え、3GB分の動画と写真を自宅のNASへ送りました。所要時間は33分58秒、平均1.51MB/s(12Mbps)です。

このときの回線の実力は、下り9.37Mbps、上り8.6Mbpsでした。上りの帯域をほぼ使い切っているため、これは回線側の限界であってNASの遅さではありません。
転送中もiPhoneは他の操作に使えます。画面を閉じても転送は続きました。ただし34分は待ち時間です。旅先で撮ってすぐ送る使い方をするなら、宿に着いてから就寝前に流しておく形になります。
見落としやすいのが通信量です。計測前のデータ残量は29.71GB、送って戻したあとは23.76GBになりました。消費は5.95GBで、送受信した量とほぼ一致します。冒頭に書いた5.2GBを外から送れば、それと同じだけデータ通信量を消費する計算です。データ無制限のプランでない場合、旅先ですべて送るのは現実的ではありません。
外出先から見るときは一覧が速く、開くと待たされる
送ったファイルを、そのまま外出先で開いてみました。
- アプリを開いて一覧が表示されるまで: 1秒
- サムネイルが表示されるまで: 1秒
- 動画の再生が始まるまで: 16秒
- 写真1枚を原寸で開くまで: 39秒

一覧を眺めるだけであれば快適です。サムネイルは一瞬で表示されるため、目的のファイルがあるかどうかを確認する用途では困りません。
一方、ファイルを開くと待たされます。動画は再生が始まったあとも2秒ごとに止まり、読み込みが入りました。
外から見るときの速度は、自宅のインターネット回線の上り速度で決まります。NASから外へデータを送り出す方向になるためです。製品を買い替えても速くはならず、回線を変えるしか改善方法がありません。製品の欠陥ではなく物理的な制約ですが、知らずに購入すると遅いと感じる部分です。
自宅のWi-Fiと有線LANで測った転送速度
同じ操作を自宅で行うと、結果が大きく変わります。
| 経路 | 素材 | 上り | 下り |
|---|---|---|---|
| PC・有線LAN | 動画1本 2.53GB | 42秒(61.6MB/s) | 46秒(56.3MB/s) |
| iPhone・自宅Wi-Fi | 3GB・50点 | 4分27秒(11.5MB/s) | 3分5秒(16.6MB/s) |
| 外出先・モバイル回線 | 3GB・50点 | 33分58秒(1.51MB/s) | 25分40秒(1.99MB/s) |
2.5GBの動画が、自宅の有線LANなら42秒です。外出先からは30分を超えるため、その差は約40倍になります。
ファイルが小さい場合は数値が落ちます。625MBの動画1本では31.3MB/sまで下がりました。接続の確立に時間を取られるためで、大きいファイルほど本来の速度が出ます。

転送中にNAS側を確認したところ、ネットワークが43.7MB/s、HDDへの書き込みが1台あたり14.7MB/s、使用率は9%でした。余力を残した状態で動作しています。
動作音と発熱は気にならない水準
動作音は気になりませんでした。ファンは800〜1,000回転ほど動作していますが、同じ部屋のエアコンや空気清浄機のほうが大きな音を出しています。寝室に置いても睡眠を妨げるレベルではありません。
発熱も問題ありませんでした。室温25度の環境で、待機時はCPUが45度、HDDが38度です。連続転送の直後でもCPUが47度、HDDが40度で、上がり幅は2度にとどまりました。本体に触れても、冷たくも温かくも感じない程度です。

iCloud+と比べた費用と回収年数
先に書いておくと、NASは節約のために買う機器ではありません。iCloudは月額を払えば容量が増え、管理も不要です。NASは初期費用が数万円かかり、管理も自分で行います。
そのうえで、費用を比較しました。
| iCloud+ | 年額 | NASの構成 | 初期費用の目安 | 回収年数 |
|---|---|---|---|---|
| 50GB(月180円) | 2,160円 | 4TB×2/実効3.6TB | 約8.3〜9.4万円 | 約40年 |
| 2TB(月1,800円) | 21,600円 | 4TB×2/実効3.6TB | 約8.3〜9.4万円 | 約4年 |
| 6TB(月5,500円) | 66,000円 | 8TB×2/実効7.2TB | 約11.5〜12.9万円 | 約2年 |
本体は29,030円(2026年8月6日調査時点のAmazonでの実売価格)です。HDDの相場は、4TBが27,000円から32,500円、8TBが42,800円から49,980円でした(2026年8月上旬時点)。同じ容量でも製品によって価格差があります。
筆者は50GBプランのため、この表に当てはめると回収に40年かかります。金額だけを見れば、乗り換える理由はありません。
一方、2TBプランを使っている人であれば4年で並び、容量はNASのほうが1.6TB多くなります。6TBプランと同等の容量で組む場合は2年を下回ります。
もうひとつ、時期の問題があります。2026年はHDDの価格が高い状況です。AI向けデータセンターに大容量ドライブの生産枠が移り、家庭向けの安価な在庫から品薄になりました。価格が高い一因は製品ではなく相場にあるため、落ち着けば回収年数は短くなります。
なお、この記事の読者向けに5%OFFのクーポンが用意されています。実売価格29,030円に適用すると27,578円になり、1,452円安くなります。初期費用が8万円を超えるため、回収年数への影響はわずかです。
対象になるのはNAS本体のみです。UGREENはHDDを販売していないため、HDDは割引の対象外になります。
また、割引はDH2300に限りません。GTシリーズ(DXP2800 GT、DXP4800 GT)を除くUGREENのNAS製品で使えます。この記事を読んで4ベイ以上のモデルを検討する場合にも適用できます。
クーポンコード: IPHONEMANIA 対象製品: UGREENのNAS製品全般(DXP2800 GT・DXP4800 GTを除く) 有効期限: 2026年9月30日まで
期限を過ぎると使えなくなります。この記事を後日読んだ場合は、上記の日付を確認してください。
DH2300が向く人と向かない人
実測をふまえると、次のような人に向いています。
- 家族で写真や動画を共有したい人: 1台を家族全員の置き場所にできます。個別にクラウドを契約する必要がありません
- 日常的に撮影量が多い人: 4Kで撮る人、連写を使う人、子どもやペットの動画が毎日増えていく人
- iPhoneやPCの空き容量が慢性的に足りない人: 撮るたびに何かを消す作業から解放されます
- クラウドの容量を気にせず長期保存したい人: 3.6TBあれば、当面は容量を意識せずに済みます
- 外出先から過去の写真を見返したい人: 一覧を眺めるだけなら1秒で表示されます
一方で、向かない場合もあります。iCloud+の50GBで足りている人、初期費用を一度に用意できない人、機器の管理を人に任せたい人です。
注意点として、RAID 1はバックアップではありません。HDDが1台故障しても動作を続ける仕組みであり、誤って削除したファイルは戻りません。大切な写真は別の場所にも保存しておくことを勧めます。
使ってみて、自分がNASを使いたいと思った理由
一番大きかったのは、置き場所が一つに決まったことです。
海の写真と動画は、これまでiPhoneとSDカードと古いPCに分散していました。どこに何があるのか把握できておらず、見返したいものがあっても探すところから始まります。結局は諦めることが多く、撮ったまま埋もれている素材がかなりあります。
NASに入れてからは、探す場所が一つになりました。これは容量の問題とは別の話です。iCloudでも保存はできますが、筆者の場合はアプリをまたいで散らばったままでした。
もうひとつは、外から送れることです。旅の途中でiPhoneの空き容量を気にせずに済みます。一気にモバイル回線で送ろうとすると長い時間がかかりますが、宿に着いて流しておけば、翌朝には自宅に届いています。帰ってから整理する作業もなくなりました。
撮ったものが一箇所に集まって、旅先からでも保存できる状態は、月額料金とは別の価値だと感じています。
まずは自分が契約しているiCloud+のプランと、年間で支払っている金額を確認してみてください。
UGREEN NASync DH2300をAmazonで見る
