iPhoneのカメラ概要は発売日の3年前に決定〜インタビューで明らかに

iPhone13には、ソニーのカメラセンサーとApple製のA15 Bionicチップが搭載されていますが、これらの仕様はすでに3年前から決まっていたことが、Appleエンジニアとのインタビューにより明かされました。
iPhone14、iPhone15のデザインはもう始まっている?
iPhoneカメラの開発は、ユーザー体験のようなソフトウェア面の調整よりも先に、ハードウェア仕様を決定するところから始まる、とAppleでカメラハードウェアエンジニアリング部門のバイスプレジデントを務めるグレアム・タウンセンド氏が、GQ(英国版)のインタビューで語りました。
計画は、おおよそ3年前くらいから始められなければなりません。その時点で、シリコンの仕様をすでに固定する必要があります。センサーとチップを決めてから、どのような体験が望ましいのかを考えていきます。超広角レンズをデザインするとき、マクロ撮影の実装を念頭に置くわけですが、静止画と動画のどちらでも動作するにはどうすれば良いか?といった具合です。
9月のAppleイベント前にフラットエッジのApple WatchのCADなどが流出しましたが、最新のSeries 7には噂のデザインが採用されておらず、Appleが直前になってデザインを差し替えた可能性が囁かれましたが、ハードウェアデザインとはそのように一朝一夕でできるものではなく、相当な年月を要する、との見解が示されたのが記憶に新しいところです。
Appleが3年越しでデバイス開発を行っているということは、すでにiPhone14やiPhone15のデザインは始まっているだろう、とiMoreは予測しています。
Source:GQ via iMore
Photo:Apple
(lexi)