iOS14.8のバッテリー持続時間は?歴代iOSと比較した動画

iOS14.8をインストールしたiPhoneで、バッテリーの持続時間がどの程度変化するかを比較した動画をYouTubeチャンネルiAppleBytesが公開しました。バッテリーの持ちが改善したiOS14.7からの変化が気になるところです。
重要なアップデートiOS14.8のバッテリーへの影響は?
9月14日に重要なセキュリティアップデートとして公開されたiOS14.8のバッテリー動作時間を、7モデルのiPhoneで比較した動画をYouTubeチャンネルiAppleBytesが公開しました。
iOS14.8は、iMessageで画像を表示するだけでデバイスを乗っ取られる危険性を修正したアップデートで、Appleはすべてのユーザーにアップデートを推奨しています。
なお、iAppleBytesはiOS14.8とiOS15リリースキャンディデート(RC)の動作速度を比較した動画も公開しています。
7台のiPhoneでバッテリー持続時間をチェック
テストに使用するiPhoneと、新品時と比較したバッテリー最大容量は以下のとおりです。
- iPhone SE(第1世代):97%
- iPhone6s:100%
- iPhone7:100%
- iPhone8:99%
- iPhone XR:92%
- iPhone11:100%
- iPhone SE(第2世代):90%
テストは、ディスプレイの明るさを25%に統一し、ベンチマークテストアプリ「Geekbench 4」で高い負荷をかけた状態でのバッテリー持続時間とスコアを過去のiOSバージョンと比較する方法で行われています。
バッテリーテストの結果はこちら
バッテリー残量がゼロになるまでにかかった時間と、GeekBench4によるバッテリースコアは以下のとおりです。
モデル | 持続時間 | スコア |
---|---|---|
iPhone SE(第1世代) | 2時間53分 | 1,730 |
iPhone6s | 2時間45分 | 1,650 |
iPhone7 | 3時間27分 | 2,063 |
iPhone8 | 3時間17分 | 1,955 |
iPhone XR | 5時間19分 | 3,166 |
iPhone11 | 5時間13分 | 3,123 |
iPhone SE(第2世代) | 3時間21分 | 2,022 |
各モデルのバッテリースコアを、過去のiOSバージョンと比較したグラフは以下のとおりです。
iPhone SE(第1世代)では、iOS14.7で大きく改善したバッテリースコアがiOS14.8で低下しているのが分かります。iPhone6sでは、iOS14.8のバッテリースコアはiOS14.7から若干低下しています。
iPhone7とiPhone8では、iOS14.7で改善したバッテリースコアが、iOS14.8ではiOS14.6とほぼ同等になっています。
iPhone XRでは、iOS14.8のバッテリースコアはiOS14.7よりも若干伸びています。iPhone11ではiOS14.8のスコアがiOS14.7よりもわずかに低下しています。
iPhone SE(第2世代)も、iOS14.8のスコアはiOS14.7から若干の低下が見られます。
iOS14.8のバッテリーテストの結果についてiAppleBytesは、大幅にバッテリー持続時間が改善したiOS14.7と比べて、iPhone7やiPhone8では低下が目立つと指摘し、実際にはバッテリーの持ちは多くの要因が影響するが、バッテリーの持ちが気になるならアップデートを待っても良いかもしれない、とコメントしています。
なお、iOS15の正式版は9月21日に公開される予定です。
バッテリーテストの動画はこちらでご覧ください。
Source:iAppleBytes/YouTube
(hato)