Apple、次期MacBook Proに向けミニLEDのサプライヤーを追加か

Apple MacBook Pro

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Appleが、ミニLEDディスプレイの表面実装技術のサプライヤーとして中国のLuxshare Precision Industryを追加した、と台湾メディアDigiTimesが報じています。次期MacBook Proに向けた供給体制強化の一環とみられます。

次期MacBook ProのためにミニLEDディスプレイの供給強化か

AppleにミニLEDディスプレイの表面実装技術を供給するサプライヤーは、これまでTaiwan Surface Mounting Technology(TSMT)1社のみでしたが、DigiTimesは現地時間7月13日、中国のLuxshare Precision Industryが第2のサプライヤーとして追加された、と報じています。
 
AppleがミニLEDディスプレイの供給体制を強化する理由は、2021年第4四半期(10月〜12月)に発売される次世代MacBook Proに、ミニLEDディスプレイが搭載されるためだ、とDigiTimesは伝えています。
 
なおDigiTimesは、7月初めにミニLEDバックライト基板のサプライヤーにZhen Ding TechnologyとTripod Technologyがが追加されたと報じているほか、5月にはミニLED用チップを日亜化学工業が供給する、と報じています。

供給不足が続くミニLEDディスプレイ

ミニLEDディスプレイは、従来の液晶ディスプレイよりもバックライトをきめ細かく制御できるため、より鮮明な表示が可能になります。
 
現在販売されているミニLEDディスプレイを搭載したApple製品は、4月に発表され、5月に発売された12.9インチiPad Proのみです。
 
ミニLEDディスプレイは、半導体不足と新型コロナウイルスの影響による供給不足が続いており、次期MacBook Proの生産に遅れが生じているとも伝えられています。

2022年には11インチiPad ProもミニLED搭載との予測も

最近では、Apple関連の著名アナリストとして知られるミンチー・クオ氏が、2022年に発売されるiPad Proでは、11インチモデルにもミニLEDディスプレイが搭載される、と予測しています。
 
 
Source:DigiTimes via MacRumors
Photo:Apple
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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