Apple、HomePod用OSのベータを従業員向けに限定公開!複数の新機能を確認

HomePod Apple カナダ

HomePod Apple カナダ
 
Appleが、HomePod用OSのベータを同社従業員に限定して公開している模様です。iPhoneを経由せずに電話の発着信ができるほか、スペイン語への対応も進んでいると報じられています。

HomePod単体での電話の発着信が可能に

Appleが、従業員向けに「HomePod OS 12.0」のベータを公開している、とフランスメディア iGenerationが報じています。
 
HomePod OS 12.0 ベータでは、HomePod単体で電話をかけたり受けたりできるようになっています。
 
HomePodにはスピーカーホン機能がありますが、現在のところiPhoneの連絡先と連携していないため、電話をかけるにはiPhoneで発信して、オーディオをHomePodに切り替える必要がありました。
 
また、現時点ではiPhoneに電話がかかってきてもHomePodが着信を知らせることはありませんが、HomePod OS 12.0 ベータでは電話を受けられるほか、ボイスメールを聞いたり、発着信履歴を確認することもできます。
 
6月の世界開発者会議(WWDC 18)でAppleは、HomePodから、FaceTime通話に音声だけで参加することも可能になる、と説明していました。

「iPhoneを探す」や複数タイマーの同時利用が可能に

このほか、HomePod OS 12.0 ベータではSiriに頼んで「iPhoneを探す」でiPhoneを鳴らすことができるほか、複数のタイマーを同時に使うことができるようになります。
 
HomePodで複数のタイマーを同時に使うことができるのは、料理をするときなどに便利そうです。
 
ただし、これらの機能が一般向けの正式版で利用可能になる時期については明らかにされていません。

新機能はスペイン語にも対応、発売地域拡大か?

iGenerationは、HomePod OS 12.0 ベータで確認された新機能の多くがスペイン語に対応していることを確認した、とも報じています。
 
これは、アメリカ国内に多いスペイン語話者や、メキシコなどの南米地域をターゲットにしたアップデートになると見込まれます。
 
HomePodは、今年2月にアメリカ、イギリス、オーストラリアで、5月にフランス、ドイツ、カナダで発売されています。
 
なお、日本におけるHomePod発売時期については、2月の「技適」マーク取得や、5月には英AppleサイトでHomePodの対応言語として「日本語」が含まれているのが確認されたものの、現時点で具体的な情報はありません。
 
なお、米Appleは、オンラインフォーラムでHomePodスペシャリストが質問にリアルタイムで答えるセッションを現地時間7月25日に開催する予定です。

 
 
Source: iGeneration(Google翻訳) via 9to5Mac
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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