Apple、「シックス・センス」「スプリット」の監督にサイコスリラードラマを発注

Appleが、映画「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」、最近では「スプリット」などの作品で知られる、映画監督で脚本家のM.ナイト・シャマラン氏に、オリジナルのサイコスリラードラマシリーズの制作を発注しました。
Apple、サイコスリラードラマのシリーズを発注
AppleがM.ナイト・シャマラン氏に、サイコスリラードラマのシリーズ制作を発注した、とエンターテインメント情報メディアVarietyが報じています。
ドラマシリーズを制作する場合、本格的にシリーズを作成する前に、パイロット版として1話だけ制作し、視聴者の反応を見てシリーズ化されるのが一般的です。
しかしVarietyによると、Appleはシャマラン氏に、パイロット版を経ずに、1本30分のドラマ10本から成るシリーズの制作を発注したそうです。
ストーリーなどの詳細は不明ですが、シャマラン氏はすでに第1話の制作準備に取り掛かっている、とのことです。
シャマラン氏「Appleと一緒に、本当に特別な作品を作りたい」
シャマラン氏は現地時間2月28日、Twitterで以下のように発言し、報道の内容を肯定しています。
今、休暇でネパールに来ていますが、私がAppleと番組を作れることをどれだけ幸運に思っているか、伝えたいと思います。Appleと一緒に、本当に特別な作品を作りたいと思っています。
I’m in Nepal on vacation. But wanted to say how lucky I feel to have this show with Apple. Hope we can make something truly special together
— M. Night Shyamalan (@MNightShyamalan) 2018年2月28日
シャマラン氏は、映画「スプリット」のプロモーションで2017年4月に来日しており、東京では和食を楽しんだようです。
Had dinner at the master Jiro's restaurant. I was star struck. This is me and master Jiro Ono. pic.twitter.com/qgRbgegGsu
— M. Night Shyamalan (@MNightShyamalan) 2017年4月24日
オリジナル作品の制作に力を入れるApple
最近のAppleは、10億ドル(約1,070億円)以上とも言われる資金を用意し、映像ビジネスの経験が豊富な人物を次々に引き抜いて、Apple Music向けのオリジナル作品の制作に力を入れています。
スティーブン・スピルバーグ監督のテレビドラマシリーズ「世にも不思議なアメージング・ストーリー」のリメイク権を獲得しているほか、宇宙を舞台としたドラマの制作を開始していると報じられています。
このほかAppleは、アメリカの大手テレビネットワークParamount Networkでコメディ番組制作の豊富な実績を持つ人物を引き抜いており、女優クリステン・ウィグが主演をつとめるコメディ番組の制作にあたると考えられています。