Apple、LAでの独自コンテンツ制作拠点を決定か〜賃貸契約締結間近との噂

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AppleがApple Musicで配信する独自コンテンツ制作のため、ロサンゼルスの拠点設立に向けて本格的に動き始めたようです。ウェストロサンゼルスで、85,000平方フィート(約7,900平方メートル)の建物の賃貸契約を結ぼうとしていると報じられています。

Beats本社から2キロの距離に位置

不動産情報サイトThe Real Dealは、Appleがカルバーシティの5500 W. Jefferson Boulevardにある建物全体を借りるべく、話し合いを進めていると伝えています。この建物は、Apple傘下のBeats本社から約2キロの位置にあります。
 
情報サイトによれば、同建物の賃貸料は年間383万ドル(約4.3億円)で、来年始めから入居可能とのことです。独自番組制作のために10億ドル(約1,120億円)の予算を組んでいるとされるAppleなら、十分まかなえる金額でしょう。

スピルバーグ監督と契約、コンテンツ獲得に本腰

Appleがロサンゼルスにコンテンツ制作部門の拠点設立を計画しているとの噂は、ひと月前にも報じられました。 また今回の賃貸契約の情報とほぼ同じタイミングで、映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏の製作会社などと契約し、人気SFドラマ「世にも不思議なアメージング・ストーリー」10話のリメイク権を獲得したと伝えられています。
 
Appleはこのほかにも、ジェームズ・ボンドで有名な映画「007」シリーズの放映権や、有名女優が主演するドラマの放映権獲得にも関心を示していると報じられています。
 
Appleはすでに、「Planet of Apps」や「Carpool Karaoke」などの独自コンテンツを放映していますが、成功しているとは言い難い状況です。
 
 
Source:The Real Deal via 9to5Mac
(lunatic)

 
 

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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