ATMがApple Payに対応、iPhoneで現金引出し可能に!米大手銀行が導入!

Apple Pay ATM

Apple Pay ATM
 
キャッシュカードのかわりに、iPhoneを使ってATMから現金を引き出せるようになります。アメリカの複数の大手銀行が、Apple Payに対応したATMを導入予定です。

米大手銀行、Apple PayでATMから現金引き出しに対応!

アメリカの大手銀行、バンクオブアメリカとウェルスファーゴの両行は、ATMへのApple Pay導入に向けて準備を進めていると米メディアTechCrunchが報じています。
 
ウェルスファーゴのATM部門責任者が、携帯電話端末のNFCをカードの代わりに使えるシステムが開発されており、複数の方式を検討しているとしてApple Payについて明言を避けているものの、Android Payには対応することを認める発言をしており、Apple Payも利用可能となると考えられます。

バンクオブアメリカは対応ATMを2月から導入

バンクオブアメリカの担当者も同様に、明言は避けつつも複数のモバイル決済プログラムが対象になることを認めており、Apple Payが含まれると考えてよさそうです。
 
ApplePay
 
バンクオブアメリカは、2月下旬にシリコンバレー、ニューヨーク州シャーロット、ボストンの一部から対応ATMの導入を開始し、今年半ばには全米で利用可能にする計画とのことです。

偽造カードによる犯罪対策にメリットか

ATMでApple Payをどう使うかは具体的には不明なものの、iPhoneをリーダー部分にタッチして、Touch IDで指紋を認識させることで、カードを使わずに現金の引き出しが可能になると考えられます。
 
銀行にとって、ATMの交換には多額のコストが必要になりますが、後を絶たない偽造カード犯罪を考慮すると、安全性をアメリカ連邦政府も認めたApple Payによる個人認証を導入するメリットが大きい、と考えたのでしょう。

ApplePay、中国でのサービス開始発表も日本では不明

Apple Payは、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアに加え、昨年末には中国でもサービス開始が発表されており、日本でのサービス開始も期待されているものの、Appleから発表がなく、予兆となる情報も報じられていません。
 
カードなしで現金引き出しとなれば、利便性と安全性が高まりそうなだけに、ぜひ日本でも導入されることを期待したいものです。

 
 
Source:TechCrunch
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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