Foxconn&シャープ、堺ではなく中国でiPhone向けOLED量産狙う

    iphone8 oled 有機EL サムスン

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    iPhoneの生産を手がける鴻海(以下:Foxconn)が、有機EL(OLED)パネルの生産工場を中国国内に新設する計画を固めたことが明らかとなりました。

    堺ではなく中国へ

    世界最大のOEM(委託生産)グループであるFoxconnは、Pegatronと並んでiPhoneの組み立てを行うサプライヤーとして有名ですが、シャープを子会社化したことでも知られています。Foxconnの狙いはシャープの白物家電ではなく液晶技術にあると言われており、当初はIGZOディスプレイを世に送り出した亀山工場でOLEDパネルを生産する方針であることなどが伝えられていました。
     
    しかし、日本経済新聞が新たに報じたところによると、Foxconnは試作ラインこそ堺工場につくるものの、量産ラインについては補助金や税制優遇などコストの観点から、堺ではなく中国国内の工場につくる方針へと変更したようです。すでにシャープは製造設備の取引先に中国生産の意向を伝え済とのことです。

    競争参画はiPhone9から?

    仮に2019年に量産スタートとなれば、早ければiPhone9(17年をiPhone8、18年をiPhone8sとした場合)より、FoxconnはAppleからの受注獲得競争にJDILGなどと参入することになります。
     
    OLED技術・生産ライン体制については今のところ、Samsungが他のサプライヤーを引き離しており、有機ELパネルを採用と言われている2017年のiPhone8は、Samsungがディスプレイを独占供給することになるとみられています。
     
     
    Source:日本経済新聞
    (kihachi)

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    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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