PokeVisionがいかに負担だったか、「ポケモンGO」が一目で分かるグラフを公開

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国内公開から2週間が経過してもなお、依然として大きな注目を集めている「ポケモンGO」ですが、PokeVisionなどのサードパーティ製ツールがサーバーにどれだけの負荷をかけていたかを示したグラフが、公式サイトに公開されました。これらのツールは先月末に一斉禁止されたものの、その利便性ゆえに、Nianticに対して「復活」を求める声が多く上がっていました。

不正ツールをブロックしたことで負荷が激減

ポケモンGO」を運営するNianticが5日、同ゲームの公式サイトで新たに公開した図では、「1秒あたりのスペイシャルクエリー数(原文ママ)」として、「第3者からの不正なアクセス」をブロックしたことで、サーバーの負荷が激減した様子が確認できます。
 
ポケモンGO pokevision 影響
 
不正なアクセスの主体が具体的に一体どのようなものかは詳述されていませんが、PokeVisionやPokewhereといった、ポケモンの正確な位置情報をマップ上に図示するツールを念頭に置いていることは間違いありません。
 
「ポケモンGO」では半径200メートル以内にどのようなポケモンがいるかは分かるものの、それらの詳しい位置については、実際に歩きまわらなければ分からない仕様となっています。そのため、位置の分かるサードパーティ製ツールが一部ユーザーの間では欠かせないものとなっていました。

「あしあと」が機能していれば、こんな騒動にはならなかった?

運営側の説明によれば、これらのアクセスを禁止することで南米地域の配信を実行することが可能となったそうですが、その一方で、そもそもなぜそういった位置情報ツールが求められたのかについては触れられていません。「あしあと」がまともに機能しているか、あるいは当初から存在しなければ、ここまでツールが爆発的な勢いでユーザーの間に広まることもなかった可能性はあります。
 
なお、これまでにも、Nianticのジョン・ハンケCEOが「面白くない」「利用者は自分の首を絞めている」と、こういったツールが規約違反であるとして不快感を示していましたが、「ゲームのリソースに悪影響を及ぼしている」という形で具体的に言及がなされたのは今回が初めてです。
 
 
Source:Pokemon GO
(kihachi)

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丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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