Vision ProがM4を搭載して装着感を改良したら約60万円でも購入しますか?

M2に変えてM4を搭載するApple Vision Proが、年内に発売されるとの予想が伝えられています。
また、ストラップを改良することで装着感が向上するようですが、これで売れるようになるでしょうか?
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M4を搭載し小改良も、販売価格は約60万円〜の見込み
この予想を伝えているのはBloombergで、現行Apple Vision Proの謳い文句は「仮想現実と拡張現実の融合」という魅力的なものとされるも、発展性が低いハードウェアと高い販売価格により明るい展望を描けていないと評しています。
この指摘通りであれば、M2に変えてM4を搭載しても大幅な販売価格値下げがなければApple Vision Proを取り巻く状況は変わらないでしょう。
2025年7月10日時点でのApple Vision Proの日本における販売価格は、税込599,800円〜です。
現行Apple Vision Proユーザー向けの良いアップデート?
また、重くて使っていると首が疲れるとの意見に対処するからか、重さを感じにくくし装着感を向上させる新しいストラップも採用されるようですが、これも現行Apple Vision Proを購入してそこに不満があるユーザーには好感を持って受け止められるとしても、新規ユーザーをどれだけ獲得できるかは疑問です。
そもそもヘッドセット市場拡大の可能性はある?
AppleはM4搭載Apple Vision Proを今後2年間販売し、2027年に本命である軽量廉価版での市場拡大につなげる考えのようですが、そもそもヘッドセット市場が今後拡大する可能性はあるのでしょうか?
性能差はあるとしても、10万円以下で販売されているMeta Questシリーズでさえ販売台数は期待値に達していないという現状を考えると、搭載チップの刷新、販売価格の多少の値下げ、装着感の向上程度で新規ユーザーが大きく増えるとは思えません。
Source:Bloomberg