【解説】iPhoneの無線機能をまとめてオフにする「機内モード」とは?
iPhoneに標準搭載されている機内モードは、iOS端末のワイヤレス機能などのすべての通信機能を、スイッチひとつでオフにする機能です。
航空機に搭乗する場合専用の機能ではなく、例えば急いで充電したいときや、電話は応答したくないけどデータ通信を利用したいときなど、さまざまな使い方で便利にiPhoneを利用できます。
また、電波が弱い場所やトンネルをくぐったあとなどで圏外からなかなか復帰しないときに、一度機内モードをオンにしてオフにすることで電波を取得しやすくするという応用技もあります。
「機内モード」を利用する手順
機内モードを設定するには2つの方法があります。
1
設定画面から機内モードを設定する
ひとつは、ホーム画面から「設定」を起動し、一番上の機内モードのスイッチをオン/オフにする方法です
スイッチをタップすると機内モードをオン(緑)にします
2
コントロールセンターから機内モードを設定する
もうひとつは、ホーム画面の下部から上にスワイプして呼び出す、「コントロールセンター」を使う方法です
飛行機のマークをした機内モードのアイコンをタップし、オレンジ色になると機内モードがオンになります
機内モードがオンになっているときは、ステータスバーの電波の表示のところに、飛行機のマークが表示されます

ポイント:機内モードを活用した便利な使い方
1. 効率よくiPhoneを充電できる
充電ケーブルにつないで充電しながらiPhoneを利用していると、充電されるスピードが遅くなります。この充電スピードには、充電器の電力のほか、電波の利用も関係してきます。使わないときに機内モードをオンにして充電すると、通常よりも早く充電することができます。
2. バッテリーの節約になる
インターネットを利用できる状態、つまり電波を利用している間は、より良い電波を求めて常に通信状態にあると考えてよいでしょう。そのため、バッテリーの消費を抑えたいときには、電池残量が少ないときに使える「省電力モード」もありますが、機内モードをオンにして電波を遮断することもひとつの手段となります。
3. 電波が不安定のときに再取得しやすくする
電波が不安定のときは、本当は電波をひろえる場所なのにうまく受信できていない可能性もあります。そういうときに、一度機内モードをオンにしてオフにすることで、電波の受信状態をリセットすることができます。
リセットといっても、接続設定が初期化されるわけではありませんので、電波が不安定だなと思ったときは、機内モードのオン/オフ技を試してみるのもよいでしょう。