クック氏、ポルシェ発表に登場。未来への布石か?
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が、自動車メーカーポルシェの新型電気自動車(EV)の発表にサプライズ出演した、と話題になっています。というのも、Appleは最近自社製EV「Apple Car」の開発を断念したと報じられたばかりだからです。
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時速100キロに2.2秒で到達
ポルシェの新型EV「Taycan Turbo GT」は、時速0キロ〜100キロまでわずか2.2秒で達することができるとのことです。
ポルシェは現地時間11日付けで、製品発表の動画をライブ公開しましたが、その中でApple Vision Proが使用される部分があり、その後クックCEOが登場したことに注目が集まっています。
発言内容はVision Proのプロモーション
Appleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proは、ポルシェ特製の「レースエンジニアコックピットアプリ」を使用するのに使えるとのことで、最高経営責任者のオリバー・ブルーメ氏自身が「Taycan Turbo GT」のサーキットでのパフォーマンスをVision Proで多角的に分析する様子が映し出されています。
スペシャリストとして登場したAppleのクックCEOは、基本的にVision Proについてのみしか発言しておらず、ポルシェの素晴らしい人材への賛辞以外は、自動車については特に触れていません。
Apple Car開発断念のニュースが世間を賑わせた直後に、他社自動車メーカーの製品発表に登場したことでクック氏は人々の度肝を抜きましたが、やはり自動車に若干の未練があるのかもしれません。
Photo: Porsche/YouTube