Apple Vision Proは5月に中国で発売へ?商標問題はどうなる

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Appleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proが、5月にも中国で発売に至る可能性が浮上しました。Vision Proは現在のところ米国のみでの販売となっていますが、今年中に販売地域が拡大するといわれています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. AppleのMRヘッドセットVision Proが、5月にも中国で発売に至る可能性が浮上した。
2. 中国でのVision Proを発売するにはAppleは商標問題を解決しなければならない。
3. Vision Proの日本での発売時期はおそらく来年になると予想されている。

中国での発売は一筋縄ではいかない?

Appleのサプライチェーン情報についてこれまでに幾度も報じてきたIT之家によれば、Apple Vision Pro中国早ければ4月、遅くとも5月に発売に至るとのことです。
 
しかしながら、中国でのVision Pro販売開始は一筋縄ではいかないと言われています。というのも、「Vision Pro」の商標がすでにライバル企業Huaweiによって同国内で取得されているためです。
 
Huaweiの「Vision Pro」商標は、2019年5月に取得されたものですが、使用権は2021年11月末〜2031年11月末までの最長10年間となっています。同商標は国際分類9に属しており、ヘッドマウント・バーチャルリアリティ機器、無線機器などをカバーしているため、Appleが中国でVision Proの名前を使用すると、商標侵害にあたる可能性があります。
 
Appleはこういった場合、通常他の企業と合意に達することを目指すとされていますが、相手がHuaweiとなると、どうなるかは予想はつきにくいと言えます。

日本での発売は来年?

Apple Vision Proの日本での発売時期はおそらく来年になると予想されています。
 
今年中に発売が実現する国として、現在のところカナダと英国がリストアップされていますが、やがてはフランス、ドイツ、オーストラリア、香港、韓国でも販売が行われるとみられています。
 
 
Photo:Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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