日本で利用可能になったアプリ「Apple Music Classical」をレビュー
本日1月24日より、クラシック音楽専門アプリ「Apple Music Classical」が日本でも利用できるようになりました。海外では2023年3月に提供開始となりましたが、1年弱ほど遅れてようやく日本でも利用できるようになります。
同アプリは、Apple Musicとは別にダウンロードする必要がありますが、Apple Musicのサブスクリプションの登録者は追加料金なしで利用可能です。
■3行で分かる、この記事のポイント
1.本日24日より、Apple Music Classicalが日本でも利用可能に。
2.村治佳織、佐渡裕、角野隼斗がアーティストアンバサダーに就任。
3.Apple Music Classicalアプリをレビュー。
指揮者の佐渡裕らがアーティストアンバサダーに就任
日本におけるApple Music Classicalのアーティストアンバサダーとしては、ギタリストの村治佳織、指揮者の佐渡裕、ピアニストの角野隼斗が就任しました。また、Bunkamuraオーチャードホール、Disney on CLASSIC、新日本フィルハーモニー交響楽団、サントリーホール、東京フィルハーモニー交響楽団がパートナーに決定したことも明らかとなっています。
このアプリでは、これらアンバサダーアーティストやパートナー団体による限定コンテンツが継続的に提供され、キュレーションされた独占プレイリストも楽しめるということです。
Apple Musicと外観も使用感もほぼ一緒
Apple Music Classicalは、既存のApple Musicに組み込まれるのではなく独立アプリとして提供されています。しかし、実際に筆者がアプリをダウンロードして試したところ、Apple Musicと外観も使用感もほぼ一緒のため、何の違和感もなく操作可能でした。
Apple Music Classicalの画面下には、「今すぐ聴く」「見つける」「ライブラリ」「検索」の4つのタブが表示されます。Apple Musicと若干違うのは、「見つける」のタブです。
Apple Musicの「見つける」タブでは、限定アルバム、空間オーディオ、デイリートップ100など様々な項目が表示されますが、Apple Music Classicalでは、カタログ、プレイリスト、楽器の3つのカテゴリから音楽を探せるようになっています。
Apple Musicでダウンロードしたクラシックが自動で反映
「今すぐ聴く」「ライブラリ」「検索」タブはApple Musicとほぼ同じですが、ライブラリにおいては、Apple Musicでダウンロードしたクラシックの楽曲が自動で反映されるようです。
また、Apple Musicでは楽曲やアルバムの詳細画面に、そのアーティストの「その他の作品」や「おすすめコンテンツ」が表示されますが、Apple Music Classicalにおいては、作曲者、演奏者、指揮者、オーケストラなどその楽曲に携わる全てのアーティストが表示され、各アーティストの名前をクリックするとそのアーティストが参加する楽曲一覧に飛ぶことができます。
Apple Music Classicalには、最新リリースから著名な名作まで500万以上の楽曲がそろっており、Apple Musicのサブスクリプションの登録者は追加料金なしで利用できるので、興味のある方は、1度試してみてはいかがでしょうか。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
Photo:Apple
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