Appleの未来はベトナム製?Goertekが新たな一歩

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AirPodsの組み立てを担う中国の音響部品メーカーGoertekが、ベトナムに新たな子会社を設立し、AirPods、スマートウォッチ、複合現実(MR)ヘッドセットなどの生産を行う見通しであることが明らかになりました。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. AirPodsの組み立てを担う中国の音響部品メーカーGoertekがベトナムに子会社を設立。
2. Appleが推し進めるサプライチェーンの脱中国依存路線に沿ったものとみられる。
3. ベトナムの子会社に対して最大2億8,000万ドルの出資を行うとのこと。

Appleの脱中国の動きはやはり継続

Goertekベトナムへの生産移管は、Appleが推し進めるサプライチェーンの脱中国依存の路線に沿ったものと見ることができます。Goertekはベトナムの子会社に対して最大2億8,000万ドル(約415億円)の出資を行うとのことです。
 
昨年末にかけて、Appleの中国サプライヤーLuxshareがiPhone15シリーズの生産シェアを伸ばしたと報じられており、Appleのサプライチェーンの多様化戦略に変化があった可能性が指摘されていましたが、やはり中国から徐々に撤退という流れは今でも健在のようです。

GoertekはVision Proの主要サプライヤーのうちの一社

Appleは同社初のMRヘッドセットVision Proの米国での発売を2月始めに控えていますが、Goertekは同デバイスの主要サプライヤーであることでも知られています。
 
しかしながら、Vision Proの組み立てはLuxshareが一手に担っているとされており、Appleサプライチェーンの脱中国化は一進一退の状況が続いているようです。
 
 
Photo:Goertek
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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