Apple Watchへの革新的ディスプレイ搭載は2024年ではなく2026年では?
Apple Watch Ultra(2024年モデル)で実現されると期待されていたディスプレイサイズの大型化ですが、それが実現するのは2026年モデルで、マイクロLEDディスプレイへの変更も同時に行われるとの新たな情報が出ています。
現在の報道や噂を鑑みると、マイクロLEDディスプレイの搭載時期は2024年ではなく2026年に遅延する可能性が高いと筆者には思えます。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple WatchへのマイクロLEDディスプレイ搭載時期は2024年と複数のソースが予想しているが、筆者にはそう思えない。
2. Apple WatchへのマイクロLEDディスプレイ搭載時期は2026年と予想する市場調査会社が現れた。
3. 2026年であれば、Apple WatchへのマイクロLEDディスプレイ搭載も間に合うのではないだろうか。
アナリストや著名記者が2024年モデルでのディスプレイ変革を予想
これまではHaitong International Securitiesのアナリスト、ジェフ・プー氏や市場調査会社Omdiaなどが、Apple Watch Ultra(2024年モデル)はおよそ2.1インチのマイクロLEDディスプレイを搭載すると予想していました。
また、Bloombergのマーク・ガーマン記者は2024年モデルのApple Watchにはカスタムメイドのディスプレイが搭載されると述べており、マイクロLEDディスプレイを指しているのではないかと推察していました。
一方、やはり市場調査会社であるTrendForceはApple WatchへのマイクロLEDディスプレイ搭載時期を2026年と予想、ディスプレイサイズは2.12インチになるとのことです。
2024年にディスプレイサイズ拡大、2026年にマイクロLED導入と予想
AppleはマイクロLEDディスプレイを自製することを計画しているとの噂がありますが、モバイルデバイスにおけるマイクロLEDディスプレイが一般化していないこと、その状態で出荷台数が多いApple製品に搭載できるだけの歩留まり率を確保するのが難しいだろうことを考えると、2024年モデルのApple WatchにマイクロLEDディスプレイを導入する可能性はかなり低いように思えます。
そうした点から筆者は、2024年にApple Watch Ultra 3とApple Watch Series Xが有機ELディスプレイのままでサイズ拡大、Apple Watch SE(第3世代)がApple Watch Series 8ベースになることでこちらもサイズ拡大が実現される可能性が高いと予想します。
Photo:Apple(米国)、画像内テキスト:iPhone Mania
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