2023年のMacBook危機?出荷台数30%減少と著名アナリストが予測
2023年通年でのMacBook出荷台数が、前年の2022年と比べて約30%も減少し、1,700万台程度まで落ち込むと、Appleサプライヤーに独自の情報網を持つTF International Securitiesのアナリスト、ミンチー・クオ氏が予想しています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 2023年のMacBook出荷台数は対前年比で約30%減少するとクオ氏が予想。
2. 2023年10月〜12月に新型Macが登場しなければ2年連続の新型Macなしの四半期に。
3. 新型24インチiMacは2024年、ミニLED搭載32インチiMacは2025年発売の見通し。
売れ行き伸び悩む15インチMacBook Air
クオ氏によると、Appleが2023年6月に発売した15インチMacBook Airの需要は、新学期準備期間(欧米では9月に新学期が始まるところが多い)以降大幅に低下、2023年内の出荷台数予測は約20%下方修正されたとのことです。
2年連続で10月〜12月の新型Mac発表なし?
クオ氏は2023年のMacBook出荷台数が2022年よりも減少するという予想の根拠として、2023年第4四半期(10月〜12月)に新たなMacが発表される見込みがないことを上げていますが、実はAppleは、2022年第4四半期(10月〜12月)にも、Macの新製品を発売していません。
Appleは2001年にiBook G3を発売して以来、毎年第4四半期にMacの新製品を発売してきましたが、2022年にその記録が途切れました。2023年も新型Macが発売されない場合、2年連続で10月〜12月期に新しいMacが登場しないということになります。
なおクオ氏は、Appleは2024年にM3プロセッサを搭載したMacBookを発売、売上増に期待をかけていると見ています。
24インチiMacは2024年、32インチiMacは2025年登場か
またクオ氏はMacBookとは別に、iMacについても以下のように予想しています。
- 24インチiMacの新型モデルは2024年に発売される。
- 32インチのミニLEDバックライトディスプレイを搭載したハイエンドiMacは2025年に発売となる。
Source:Ming-Chi Kuo/Mediuom, Ming-Chi Kuo/X
(lunatic)