Instagram、iPad版はまだ?CEOが最新コメント

ご存知の方も多いと思いますが、iPad版Instagramアプリは存在しません。
iOSアプリとして登場したInstagramは、その後Androidアプリ、そしてWeb版が提供されています。しかしInstagramの最高経営者(CEO)アダム・モセリ氏は、今もiPadOS版Instagramアプリの提供を優先事項とは考えていないようです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPad版Instagramアプリは存在しない。
2. InstagramのモセリCEOはiPad版アプリには取り組んでいないとコメント。
3. 将来的に提供する可能性は否定しなかったが、優先事項ではないとしている。
iPad版Instagramの開発は優先事項ではない
iPadに最適化されたInstagramアプリが存在しないことを嘆くユーザーは多く、提供を求める声は後を絶ちません。
しかしモセリCEOはこうした要望に対し、2020年2月には「他にやるべきことがたくさんあって、次に行うのに最適なことのリストに上がってこない」とコメント。
その2年後の2022年2月には「アプリを開発するほど十分なユーザーがいないため」と説明しています。
モセリCEO「現在は取り組んでいない」
そしてモセリCEOはこの度、Instagramのストーリーズでユーザーからの「InstagramのiPad専用アプリはいつ登場しますか」との質問に対し、「現在は取り組んでいない」と回答しました。
しかしiPad版アプリの提供を全否定したわけではなく、その後「(iPadアプリは)いつかはあったほうがいいかもしれない」とも述べていますが、それよりもiOS/Android版アプリに新たな機能を追加することのほうが重要だと考えているようです。
MetaがiPad版アプリを提供しているのは2つだけ
調査会社IDCのデータによると、2023年第2四半期(4月〜6月)におけるiPhoneの出荷台数は4,250万台でした。これに対し同時期のiPadの出荷台数は1,050万台と、4分の1に過ぎません。
この数字を見れば、iPadOSアプリの開発を後回しにするデベロッパがいても不思議ではないでしょう。
ちなみに同じくMetaが運営するアプリには、InstagramのほかにFacebook、Messenger、WhatsApp、そしてTwitter対抗の新サービスThreadsがありますが、このなかでiPadOS専用アプリがあるのはFacebookとMessengerのみです。
Source:9to5Mac, Instagram/mosseri, IDC(1), IDC(2)
Photo:Instagram
(lunatic)