Instagramトップ、iPadアプリがないのは「十分なユーザーがいないから」

Instargam アイコン

Instargam アイコン
 
InstagramiPad向けアプリが提供されていない理由を「アプリを開発するほど十分なユーザーがいないため」とInstagram事業の責任者が説明しています。米メディアはユーザーの要望に応えているという説明と矛盾しておりユーザー軽視だ、と批判しています。

iPad用アプリを開発するほどユーザーがいない

著名YouTuberのマーカス・ブラウンリー氏(@MKBHD)がTwitterで、2022年の現在もInstagramiPad用アプリが提供されていないことを嘆くツイートに対して、Instagramの総責任者、アダム・モセリ氏が以下のように返信しています。
 

ええ、そういった要望は数多くいただいていますが、現在のところ、優先的に取り組むほどユーザーがいません。いつか提供できればと考えていますが、現時点で私たちには、他に優先的に取り組むことがあります。

 
モセリ氏は、iPad用アプリについて、ダークモード対応、予約投稿、カルーセルからの個別写真の削除と同様の「待望の機能」と呼んでいる、とも述べています。
 


 

「ユーザー数が一番多いのはAndroid」

ブラウンリー氏が「ユーザー数が多ければ、優れたアプリは提供されるのでしょうか?」と問いかけると、モセリ氏は以下のように返信しています。
 

  1. iOS、Android、WWW、Instagram Liteに対応しているが、ユーザー数はAndroidが一番多い
  2. TikTokとYouTubeが巨大な存在となっており、ユーザーはメッセージの送受信にストーリーやフィード以上にTikTokやYouTubeを使用している。
  3. みなさんが思っているよりもInstagramはスリムな体制で運営している

 


 

2年前とほぼ同じ説明に米メディア「矛盾」「ユーザー軽視」と批判

iPad用のInstagramアプリが存在しない理由について、モセリ氏は2020年にも「他にやるべきことがあるから」と、今回とほぼ同じ説明をしています
 
米メディア9to5Macは、モセリ氏の発言は、Instagramがユーザーからの数多くの希望に応えてきたという説明に矛盾している、と指摘しています。
 
さらに、2021年だけで世界で5,100万台以上も出荷されているiPadユーザーの相当な割合を占めるInstagramユーザーに対応しない理由にはならず、ユーザー軽視だ、と批判しています。
 
 
Source:9to5Mac
(hato)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

特集

[PR]オフィシャルサイト

目次