iPhone15 Proは14 Proより駆動時間短縮〜サーマルスロットリングも!?
iPhone15 Proシリーズのバッテリー駆動時間を計測した結果、iPhone14 Proシリーズよりも短くなっていると、YouTubeチャンネル「Geekerwan」が報告しています。
Geekerwanは、iPhone15 Proシリーズに搭載されたA17 Proに負荷をかけるとサーマルスロットリングを起こし、パフォーマンスが低下すると述べています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone15 Proシリーズのバッテリー容量は、iPhone14 Proシリーズよりも増加している。
2. iPhone15 Proシリーズのバッテリー駆動時間は、iPhone14 Proシリーズよりも短いとの報告がなされた。
3. iPhone15 Proシリーズ用A17 Proは発熱しやすく、サーマルスロットリングを起こしたことも報告された。
iPhone15 ProシリーズとiPhone14 Proシリーズを比較
iPhone15 Proシリーズはバッテリー容量が増加、A17 Proは製造プロセスが微細化されたことで電力効率が向上し、実使用環境でのバッテリー駆動時間がiPhone14 Proシリーズよりも長くなると期待されています。
Geekerwanが行ったテストでは、iPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズのバッテリー駆動時間は下記の通りでした。
機種名 | バッテリー駆動時間 |
---|---|
iPhone14 Pro | 6時間46分 |
iPhone15 Pro | 6時間 |
iPhone14 Pro Max | 7時間55分 |
iPhone15 Pro Max | 7時間13分 |
iPhone15 | 9時間17分 |
iPhone15 Plus | 6時間44分 |
ゲームで高負荷をかけると表面温度が48度に
Geekerwanは、iPhone15 Pro Maxでゲームを行い高負荷をかけると表面温度が48度まで上昇、サーマルスロットリングを起こしてフレームレートが低下したと報告しています。
Geekerwanは、A17 ProはA16 BionicにGPUコアを1コア追加しただけで根本的な改良が行われていない可能性が高いと、厳しい評価を下しています。
iPhone15 Proシリーズのサーマルスロットリングの原因が、A17 Proに対する冷却能力不足だとすれば、そろそろベイパーチャンバーの搭載を検討する時期に来ているのかもしれません。
Source:Notebookcheck (1), (2)
Photo:Apple Hub/Facebook
(FT729)