China MobileがiPhone15を販売しないとの噂〜同社は否定

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中国政府が、中央政府機関の職員が職場でiPhoneを使用、携帯することを禁じ、さらには地方政府や国有機関にも同様のiPhone禁止令を適用するとのニュースが、大きな注目を集めています。
 
そうしたなか、中国の大手携帯電話事業者China Mobile(中国移動通信)が、来週発表されるiPhone15シリーズを販売しないとの噂が報じられました。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. China MobileがiPhone15シリーズを販売しないとの噂。
2. China Mobileはこの噂を否定している。
3. 中国ではiPhone禁止令が広がりを見せているとの報道。

iPhone禁止令報道でAppleの株価が続落

中国でのiPhone禁止令が広がりを見せているとの報道により、Appleの株価は続落、時価総額はたった2日間で約2兆ドル(約294兆円)も暴落しました。

米・中の経済摩擦で2019年、2020年も低迷したAppleの売上

しかし中国でAppleの売上が落ちたのは今回が初めてではありません(今回はまだ、iPhoneの売上への影響はわかっていませんが)。
 
Bloombergによれば、2019年、2020年にも中国本土でのAppleの売上は低迷しています。当時はトランプ政権下であり、米国と中国との経済摩擦が激しくなっていました。
 
しかし2021年には中国でのAppleの売上は回復、2022年も好調でした。
 
ただし今回のiPhone禁止令が今以上の広がりを見せれば、Appleの業績にも影響を与えることになるでしょう。

China Mobileは噂を否定

China MobileがiPhone15シリーズを取り扱わないという噂については、China Mobileが自らこれを否定、これまで通りiPhoneを販売するとともに、iPhone15シリーズも発売すると強調しています。

 
 
Source:9to5Mac, AAStocks, Bloomberg
Photo:China MObile
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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