中国政府、政府関係者の業務時のiPhoneの携帯および使用を禁止

中国国旗

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中国政府は中央政府機関の職員に対し、業務中のAppleのiPhoneおよびその他海外ブランドのデバイスの使用、およびオフィスへの持ち込みを禁じたと、The Wall Street Journalが報じています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 中国政府が政府職員に対し、業務中のiPhoneの利用や携帯を禁止。
2. 一部の政府機関では以前より禁止していたが、今回禁止範囲が拡大した。
3. アメリカではHuaweiやTikTokなどを禁じる傾向にある。

中国政府、海外技術への依存度を下げる方針を推進

関係者によると、中国政府では最近、サイバーセキュリティの観点から、海外技術への依存度を下げる方針が推進されています。
 
iPhoneやその他の非・中国ブランドのスマートフォンの使用禁止については、会議やチャットなどで上司から通達があったと、前述の関係者は証言しています。
 
中国政府は数年前より、一部の政府機関においてiPhoneの使用を禁じてきましたが、その適用範囲が拡大された模様です。また以前に比べ、取り締まりも厳しくなっているとのことです。

アメリカではHuaweiやTikTokが使用禁止に

もっとも、Appleを有するアメリカでも、HuaweiTikTokといった中国に本社を持つ企業の製品やサービスが禁じられているので、それに対抗する狙いもありそうです。

 
2023年8月には米ニューヨーク市が、市所有のデバイスでTikTokを使用することを全面的に禁止したばかりです。

 
また米モンタナ州では2023年5月に、全米初のTikTok禁止法が成立しています。

 
 
Source:WSJ
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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