勝手に仕掛けられたAirTagを発見する機能が近くAndroidにも導入
Appleは以前より、ユーザーが気づかぬうちに勝手に仕掛けられたAirTagを見つける仕組みをiPhoneに導入してきましたが、Androidスマートフォン側にはそうした仕組みがありませんでした。
しかしAndroidにも、AirTagを含む未知の位置情報追跡デバイスを発見する仕組みが近く導入されることがわかりました。
Androidスマホでも未知のAirTagが検出可能に
Android OS事情に詳しいジャーナリストのミシャール・ラーマン氏(@MishaalRahman)が、AirTagなどの位置情報追跡デバイスが勝手に仕掛けられた場合、Androidスマホに警告が表示される仕組みが近く導入されるとして、そのスクリーンショットをTwitterに投稿しました。
AppleとGoogleは2023年5月に、AirTagなどの位置情報追跡デバイスの悪用を防ぐための仕様案を共同で発表、iPhoneとAndroidスマホの両方が、不正な追跡の検出と警告に対応可能になることを明らかにしています。
今回ラーマン氏が報告したのは、その仕様をベースにしたGoogleによる新機能と考えていいでしょう。
検出したら警告を鳴らす
スクリーンショットからは、ユーザーが未知の位置情報追跡デバイスが検出された場合に警告を鳴らす/鳴らさないを切り替え可能となっていることがわかります。
例えば未知のAirTagが検出されたら、そのAirTagの音を鳴らして仕掛けられた場所を探すことができます。音を鳴らしていることは、仕掛けた相手には通知されません。
そして未知のAirTagを見つけた場合の対策(助けを求める、仕掛けられたAirTagのシリアルナンバーなどの情報を入手する、AirTagの追跡機能を無効にする)に関する説明の画面も、スクショに含まれています。
また未知の位置情報追跡デバイスが仕掛けられていないかどうか、手動でスキャンして確認することも可能となる模様です。
Google版「探す」と同時に発表の可能性も
Googleは、Appleの「探す」とよく似た機能を開発中との噂もあり、もしかすると前述の未知の位置情報追跡デバイス検出機能と同じタイミングで発表されるかも知れません。
Source:Mishaal Rahman/Twitter via Tom’s Guide
(lunatic)