マイナンバーカードの機能がスマホに、スマホ用電子証明書が提供開始

    スマホ用電子証明書搭載サービス

    スマホ用電子証明書搭載サービス
     
    政府は2023年5月11日、マイナンバーカードの電子証明書機能をスマートフォンで利用可能な「スマホ用電子証明書搭載サービス」の提供を開始します。なお、当面はAndroid端末のみが対応しており、iPhoneでの利用開始時期は未定です。

    ■3行で分かる、この記事のポイント
    1. 政府は2023年5月11日、「スマホ用電子証明書搭載サービス」の提供を開始する
    2. 当面はAndroid端末のみが対応しており、iPhoneでの利用開始時期は未定。
    3. 引越し関連の手続きは2023年7月から、確定申告は2024年度から可能となる。

    スマホ用電子証明書搭載サービス

    従来はマイナンバーカードが必要だった行政サービスの一部が、スマートフォンのみで利用可能となります。
     
    2023年5月11日時点では、子育て関連等の手続きがスマートフォンのみで申請可能となります。なお、従来はスマートフォンのマイナポータルで手続きを行う場合でも、毎回マイナンバーカードの証明書情報を読み取る必要がありました。
     
    スマホ用電子証明書搭載サービス イメージ
     
    また、引越し関連の手続きは2023年7月から、確定申告は2024年度からスマホ用電子証明書で申請可能となります。
     
    今後、コンビニエンスストアでの各種書面の取得(2023年内予定)や、健康保険証としての利用(2024年4月予定)にも対応予定です。
     
    さらに銀行口座の開設や携帯電話の申込等、民間サービスの申込や利用にも今後順次利用可能となる見込みです。

    利用開始手続き

    スマホ用電子証明書搭載サービス 登録
    対象のAndroid端末では、以下の操作でスマホ用電子証明書の利用を申請できます。
     
    スマホ用電子証明書搭載サービス 登録1
     

  • マイナポータルアプリを起動して、利用申請を開始
  • マイナンバーカードのパスワードを入力、スマホ用電子証明書の種類を選択
  • マイナンバーカードを読み取り
  • スマホ用電子証明書のパスワードを設定
  • 利用申請手続きを終了
  •  
    岸田首相は2022年12月、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)にiPhoneでのスマホ用電子証明書対応について要請しており、今後iPhoneでも利用可能となることが期待されます。
     
     
    Source:デジタル庁, デジタル庁(PDF), マイナポータル
    (seng)

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    この記事を書いた人

    海外経験を活かし2020年からライターとして活動中。日々のお得情報から海外事件まで幅広くカバー。iPhone12 miniを愛用し、iPhone歴通算10年、Android通算5年程度。格安ガジェット好き。

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