岸田首相、Appleティム・クック氏にiPhoneへのマイナンバーカード対応を要請

ティム・クックCEO 岸田文雄首相

ティム・クックCEO 岸田文雄首相
 
岸田文雄総理大臣は、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)との会談で、iPhoneマイナンバーカードの機能を搭載するよう要請した、と日本経済新聞やTBSが報じています。Androidスマートフォンはマイナンバーカードの電子証明書搭載に対応していますが、iPhoneの対応は未定です。

岸田首相の要請にティム・クックCEO「取り組みたい」

岸田文雄首相は12月15日、訪日したAppleのティム・クックCEOと総理官邸で会談しています
 
日本経済新聞やTBSの報道によると、岸田首相はクックCEOに対して、iPhoneマイナンバーカードの電子証明書の搭載を要請し、クックCEOは時期については明言しなかったもののの「取り組みたい」と応じた、とのことです。
 
報道によると、会談ではスマートフォン市場の規制改革などについても意見交換が行われた模様です。
 
Appleは、岸田首相との会談に先立ち、Appleが日本国内で5年間に約13.5兆円を投資、およそ100万人の雇用を創出したことなど、日本経済への貢献について発表しています。

Androidスマホは2023年5月利用開始、iPhoneは対応未定

日本政府は、マイナンバーカードの電子証明書をスマートフォンに搭載し、健康保険証や運転免許証などの機能をスマートフォンに統合する計画を発表しています。
 
河野太郎デジタル大臣は2022年10月に、Androidスマートフォンでは2023年5月11日からマイナンバーカードの各種機能が利用可能になると発表していますが、iPhoneについては未定となっています。
 

 
 
Source:日本経済新聞, TBS
Photo:Tim Cook/Twitter
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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