AppleのAR/VRヘッドセットの電源、専用バッテリーパックでのみ充電可能か

Apple View Apple MagSafeバッテリーパック

Apple View Apple MagSafeバッテリーパック
 
Appleが6月の世界開発者会議(WWDC23)で発表すると噂のヘッドセット型デバイス電源について、Bloombergのマーク・ガーマン記者がメールニュースPower Onで、詳細を報じています。

専用バッテリーパックで電力供給

拡張現実/仮想現実(AR/VR)ヘッドセットは、内蔵バッテリーではなく外部電源で動作する、とガーマン氏は伝えています。
 
ヘッドセットには、データ通信用のUSB-Cポートに加えて、電源専用ポートが設けられるそうです。ヘッドセットにバッテリーを内蔵するのではなく、外部電源としたのは、重量を軽減し装着感を向上させるためだろう、とガーマン氏は指摘しています。
 
専用のケーブルは先端が丸くなっており、磁力を用いてヘッドセットに差し込み、脱落防止のために時計回りに回転させて固定する構造を採用しているとのことです。
 
ケーブルはバッテリーパックに接続されており、取り外すことができない構造です。

MagSafeバッテリーパックに似たデザイン

ガーマン氏によると、バッテリーパックは、2021年に発売されたiPhone用のMagSafeバッテリーパックのような形状をしています。大きさは、やや厚みのあるiPhoneといったサイズ感です。
 
バッテリーパックへの充電にはUSB-Cポートを使用し、MacBook Proに同梱されているのと同じ電源アダプタで電力を供給するとのことです。
 
M2チップと、デュアル4K相当のディスプレイを搭載するため、バッテリーパックでの動作時間が約2時間と短いのに対応するため、Appleは予備のバッテリーパックを販売するだろう、とガーマン氏は記しています。

気になる専用バッテリーパックの価格

ヘッドセットの電源が、専用のケーブルと一体化したバッテリーパックのみとのことで、2時間以上使用する場合はバッテリーパックを付け替えて使うことになります。
 
USB-C出力可能なモバイルバッテリーが多く出回っている中で、Apple純正の専用バッテリーパックが必要となると、約3,000ドル(約40万円)と言われるヘッドセットに加えて、バッテリーパックの価格も気になるところです。
 
ちなみに、Appleが販売しているMagSafeバッテリーパックはバッテリー容量1,460mAhで、日本国内での販売価格は14,780円(税込)です。
 
 
Source:Power On
Photo:Antonio de Rosa
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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