iPhone、中国で大きくシェア拡大。iPhone15は世界的にヒットする可能性

    iPhone14

    iPhone14
     
    一大スマートフォン市場である中国におけるAppleのiPhoneのシェアが大きく拡大しており、今年発売予定のiPhone15シリーズの売上も期待できるとの分析を記したWedbush証券の投資家向けメモを米メディアAppleInsiderが入手、その内容を伝えています。

    2023年第1四半期はiPhone出荷台数が増加

    新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2022年第4四半期(10月〜12月)には特にiPhone14 Proシリーズが供給不足の状態となりました。
     
    Wedbush証券によると、供給不足の反動で、供給が正常化した2023年1月と2月にはiPhone出荷台数が急増、その流れが3月も続き、特に中国におけるiPhone売上は好調だったとのことです。

    中国でiPhoneのシェアが3%拡大

    同社の調べによれば、中国スマートフォン市場におけるiPhoneのシェアは、過去12カ月で約300ベーシスポイント(3%)拡大しました。アメリカ、欧州におけるiPhone需要も堅調に推移しています。
     
    そして少なくとも過去4年間iPhoneを買い替えていないユーザーが全世界で相当数存在することから、Wedbush証券は今年9月発売見込みのiPhone15シリーズ売上には「かなり期待している」と述べています。
     
    iPhone15/15 Proシリーズは、これまでのLightning端子ではなくUSB-C端子を搭載する可能性が高いと言われています。その他にも、現時点ではiPhone14 Proシリーズにしか搭載されていないDynamic Islandが、標準モデルであるiPhone15シリーズに搭載されるとの噂があります。

    過去15カ月間でiPhoneユーザーは1億人増加

    Wedbush証券によると、過去15カ月間でiPhoneの新規ユーザーは1億人増え、それに伴いAppleのサービス事業売上も大きく増えました。
     
    Appleの2022年10月〜12月のサービス事業の売上高は前年同期比で6%増でしたが、今後は再び2桁増の成長率に転じると同社は見ています。

    Wedbushは目標株価を引き上げ

    こうした見通しをもとに、Wedbush証券はAppleの目標株価を190ドルから205ドルへと引き上げています。

     
     
    Source:AppleInsider
    Photo:Apple
    (lunatic)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次