Apple Carの3DセンサーはiPhoneと同じサプライヤーが担当か

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iPadやiPhoneのProモデルに搭載されている、LiDAR(ライダー:Light Detection And Rangingの略)を供給するサプライヤーが、自動運転車Apple Carのセンサーも担当する見通しであることが分かりました。

iPhoneにも搭載されている技術

サプライヤー事情に詳しい経済日報によると、iPadやiPhone向けにLiDARを製造しているサプライヤーのWin Semiconductorsが、Appleが開発していると噂の自動運転車Apple CarのLiDARも請け負う予定です。
 
LiDARとはレーザーを使った3Dセンサーで、照射して跳ね返ってくる光の時間を測定、マッピングし、立体的に対象を捉えることができる技術です。高性能なLiDARを使えば、200メートル〜300メートルの距離も測定が可能なため、自動運転の実現には欠かせません。
 
iPhone12 LiDAR
 
Appleも2020年のiPad ProやiPhone12 ProシリーズからLiDARを採用しており、拡張現実(AR)機能やポートレート撮影などに活用されています(iPhon14シリーズも上位モデルでのみ搭載)。

Apple Carの開発を再確認

今回の報道がAppleファンにとって朗報なのは、同社が自動運転車の開発を進めている事実が改めて確認できたことでしょう。
 
これまでにも何度か関連するサプライヤーの名前が出されてはきたものの、基本的に「Project Titan」と呼ばれる自動運転プロジェクトは謎に包まれています。2022年3月にはApple Carのチームが解散したとの観測まで浮上しました。
 
しかし今回、新たにiPhoneサプライヤーの名前が具体的に挙がったことで、引き続きApple Carの開発にAppleが意欲的な姿勢を見せていることが分かりました。予定では2025年頃に登場すると考えられています。
 
 
Source:経済日報 via MacRumors
Photo:Vanarama
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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