iPhone8はいつまで使える?iOSアップデートや修理サポートの終了はいつ?

    iPhone8はいつまで使える?

    iPhone8はいつまで使える?
     
    2017年に発売され、最高傑作としてベストセラーとなったiPhone8。本稿執筆時点の2023年でも使っている方が多いのではないでしょうか?
     
    本記事では、発売から5年経ったiPhone8いつまで使えるか、iOSのアップデートや修理サポートの観点から考察してみます。
     

    ■3行で分かる、この記事のポイント
    1. iOSアップデートの点で考えるとiPhone8は、2023年まで使える可能性が高い
    2. 修理サポートの点で考えるとiPhone8は2025年まで使える可能性が高い
    3. iPhone11のセキュリティアップデートは今後数年の間続く可能性が高い

    iPhone8のiOSアップデートが終了するのはいつ?

    例年、新型iPhone発売と同時期に行われるのがiOSアップデートです。
     
    2023年秋にリリースされるiOS17で、iPhone8がサポート対象外となりました。
     
    iOSアップデートの対象から外れると、システム上の不具合や脆弱性、新機能に対応できないほか、最新版アプリを利用できない可能性がでてきます。
     
    このため、iOSアップデートの観点から考えると、iPhone8は2023年の秋ごろまで使えるということになります。

    iPhone8の修理サポートが終了するのはいつ?

    Apple製品は、販売が終了してから5年でビンテージ製品と区分され修理サポートが制限されます。
     
    iPhone8は2020年4月に販売が終了しているため、ビンテージ製品扱いとなるのは、2025年となる可能性が高いでしょう。
     
    このため、修理サポートの観点から考えると、iPhone8は2025年ごろまで使える可能性が高いということになります。
     
    また、Apple製品は、販売が終了してから7年でオブソリート製品と区分され、修理サポートが完全に終了してしまいます。
     
    ビンテージ製品およびオブソリート製品の定義と取り扱いは以下の通りです。
     

    ビンテージ製品

    Appleはビンテージ製品を「Appleが販売店への供給を停止した日から5年以上7年未満の製品」と定義しています。
     
    ビンテージ製品の修理サポートは、「Apple Store直営店を含むAppleのサービスプロバイダからハードウェアの修理サービスを受けることができますが、修理可能かどうかは部品や交換品の在庫状況次第になります」とされています。つまり、修理できるかどうかは、「部品の在庫次第」ということになります。
     

    オブソリート製品

    Appleはオブソリート製品を「Apple が販売店への供給を停止した日から 7 年以上が経過した製品」と定義しています。
     
    オブソリート製品の修理サポートは、「Appleでは、オブソリート製品に対するハードウェアサービスをすべて終了しています。Macノートブックのみ例外で、バッテリーの修理に限り期間延長が認められます。サービスプロバイダでも、オブソリート製品の部品は発注いただけません」としています。
     
    つまり、オブソリート製品に指定されると、「Apple Store直営店やAppleのサービスプロバイダでは修理できなくなる」ということになります。

    セキュリティアップデートが終了するのはいつ?

    すでに紹介した通り、iPhone8は2023年に秋にリリースされるiOS17でサポート対象から外れます。
     
    しかし、Appleはシステムに重大な脆弱性が発見された場合に、セキュリティアップデートを継続して配信しています。
     
    最近の例をみると、2023年1月23日に配信されたiOS 12.5.7のセキュリティアップデートでは、2013年モデルiPhone5sや2014年モデルiPhone6/6sがアップデート対象となりました。
     
    このため、iPhone8はセキュリティアップデートの面だけで考えると、今後数年の間は問題なく利用できそうです。

    iPhone8を使い続けるならバッテリー交換を推奨

    iPhone8は2017年の発売から5年以上経過しています。
     
    購入時期にもよりますが、今後も使い続けるのであれば、バッテリーの交換を検討した方が良いでしょう。
     
    バッテリー交換の目安は、「最大容量が新品時の80%を下回った場合」とされています。
     

    バッテリー最大容量の確認方法

    バッテリー最大容量は次の方法で確認できます。
     
    「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」→「最大容量」
     
    iPhoneバッテリーの状態確認方法
     
    上記画像の場合、最大容量は新品時の100%を保っているということになります。

    まとめ

    iPhone8がいつまで使えるかについて紹介してきました。
     
    要点をまとめると以下の通りです。
     

    • iOSアップデートは2023年で終了
    • 2025年にビンテージ製品扱いとなり、修理が制限される可能性が高い
    • セキュリティアップデートは今後数年の間続く可能性が高い

     
    ただし、これらのうちiOSアップデートが終了すると「不具合が発生した場合に対応できない」「最新版アプリが利用できない」など、さまざまなデメリットが生じかねません。
     
    あくまで筆者の見解ですが、iOSアップデートが終了した時点で機種変更を検討するのが良いのではないでしょうか。
     
     
    Source:Apple(1),(2)
    Photo:Apple
    (te7373)

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