Googleマップ、「没入感ビュー」「ライブビュー検索」などの新機能を東京で展開

    google マップ

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    Googleは8日、公式ブログで東京やロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコなどでマップの新機能の実用を開始したと発表しました。

    没入感ビューで一度も訪れたことのない場所でも土地勘を得られる?

    没入感ビュー」は、Googleが今回発表したマップの新機能のひとつで、人工知能(AI)とコンピュータビジョン技術を使って、新しい場所を訪れる前にあたかも実際に探索したかのような感覚を得ることができます
     
    複数の2D画像から3Dシーンを生成できる高度なAI技術NeRFを使って、ストリートビュー画像と空中写真を3Dへと仕立てていくことが可能とのことです。NeRFを使用すると、照明や素材の質感、背景なども生成できるため、バーの中の雰囲気までもバーチャルに体感することができるそうです。

    ライブビュー検索で周辺に何があるかすぐわかる

    これまですでにGoogleマップで利用可能だったライブビューに、今回検索機能が追加されました。実際の通りでスマホをかざすだけで、ATM、レストラン、公園、駅などの位置が手に取るようにわかるようになっています。
     
    また、その場所が営業しているかどうか、忙しさ、評価なども同時に表示されるようになっているため、店舗を訪れるかどうかを判断する時間の短縮が可能となります。
     
    加えて、2021年に導入された屋内でのライブビューの使用可能な場所が1,000以上の空港、駅、ショッピングモールにまで広がったそうです。

    ライブアクティビティにも対応

    GoogleマップはiOS16.1で導入されたライブアクティビティにも対応したようで、ルート案内がDynamic Islandで表示されるようになっています。
     
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    AppleとGoogleはマップでも覇権争い

    AppleはGoogle製サービスを自社OSから取り除くための努力を続けており、Appleマップの性能は徐々にGoogleマップに追いつきつつある状況です。
     
    Appleのワールドワイドマーケティング担当上級副社長を務めるグレッグ・ジョズウィアック氏も、前回日本を訪れた際東京でAppleマップのARナビゲーションの有用性をソーシャルメディアで誇示していました。
     
    Appleは自社製の「Apple Search」の開発も行っており、やがてはGoogleの主要製品である検索エンジンさえも内製化する構えを見せていることもあり、今後も覇権争いから目が離せません。
     
     
    Source:Google via MacRumors
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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