Apple、iOS16.2の署名を停止。iOS16.3のリリースに伴い

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    現地時間1月23日のiOS16.3のリリースに伴い、AppleはiOS16.2の署名を停止しました。これにより、iOS16.3にアップデートすると、以前のバージョンへのダウングレードはできなくなります。

    Apple、iOS16.2の署名停止

    署名とは、英語ではSHSH(Signature Hash)と表記されており、iOSを復元するために必要な許可証のようなものです。署名が停止されると、復元するための許可証(SHSH)がないということなので、旧バージョンにダウングレードできなくなります。
     
    Appleはユーザーに対し、最新バージョンへの移行を促すために定期的に旧バージョンの署名を停止していますが、これはユーザーのデバイスのセキュリティ向上や不具合を解消するためです。デバイスのセキュリティを最大限に高めるためにも、できるだけ早く最新バージョンへ更新することをお勧めします。

    iOS16.2とiOS16.3について

    iOS16.2は、Apple Music SingフリーボードiCloudの高度なデータ保護機能などが追加された重要なアップデートでした。iOS16.3では、Apple ID用のセキュリティキーが導入され、緊急SOSのかけ方が変更されています。また、HomePod(第2世代)のサポートが追加されました。
     
    iCloudの高度なデータ保護機能はiOS16.2でリリースされましたが、米国でのみ利用可能でした。しかし、Appleは、iOS16.3からこの機能が米国以外でも利用可能になると発表しています。
     
    実際に筆者のiPhoneを確認したところ、iOS16.3ではiCloudの高度なデータ保護機能が利用できるようになっていました。
     
    icloud高度なデータ保護
     
    Appleは近いうちにiOS16.4ベータ1をリリースすると予想されていますが、現時点でiOS16の利用可能なバージョンは、iOS16.3のみです。同社は1月初めにリリースされたiOS15.7.3iOS12.5.7のセキュリティアップデートに伴い、iOS15.7.2iOS12.5.6の署名も停止しています。
     
     
    Source:MacRumors
    (m7000)

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    この記事を書いた人

    本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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