iPhone15 Pro用A17の製造が3nmに移行へ?4/5nmの稼働率低下予測
DigiTimesが、TSMCの4nmプロセス(改良型5nmプロセス)および5nmプロセスでの半導体製造ラインの稼働率が、2023年第2四半期(4月〜6月)に70%まで低下するとの予測を伝えました。
TSMCは2022年12月19日に3nmプロセスでの半導体製造ラインを稼働させており、iPhone15 Pro用A17 Bionicはそこで製造されると噂されています。
Apple AシリーズとMシリーズを製造中のTSMC
TSMCの4nmプロセスおよび5nmプロセスでは、iPhone14シリーズ用A15 BionicやiPhone14 Proシリーズ用A16 Bionicのほか、Apple Mシリーズの製造が行われています。
特に、A15 BionicとA16 Bionicの製造数は、他の半導体と比べて突出していると推察されます。
iPhone14シリーズの販売が低迷していること、iPhone14 Proシリーズの在庫不足が解消されつつありモデルライフも半ばに突入しつつあることから、A15 BionicとA16 Bionicを製造するTSMCの4nmプロセスおよび5nmプロセス製造ラインの稼働率も一時より低下すると予測されます。
また、それには後継品となるiPhone15 Pro用A17 Bionicの製造がTSMCの3nmプロセスに移行することも関係していると考えられます。
3月末までに75%、6月末までに70%に低下と予測
DigiTimesは関係者からの情報として、TSMCの4nmプロセスおよび5nmプロセス製造ラインは、2023年第1四半期(1月〜3月)の稼働率が75%、第2四半期(4月〜6月)のそれは70%へと低下すると予測しています。
Source:DigiTimes
Photo:Apple(米国)
(FT729)
あわせて読みたいiPhone14シリーズ 関連特集
【速攻予約】iPhone14を予約!オンラインでいち早く購入する方法まとめ