Appleの「探す」機能、車道から200フィート落下した車両の発見に貢献

San Bernardino County Fire

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Appleの「探す」機能が、現地時間12月26日、米カリフォルニア州で自動車事故に遭い車道から200フィート(約60メートル)下に落下した女性を発見するのに役立ったと報じられています。

「探す」機能、落下した車両発見に貢献

サンバナディーノ郡消防署の消防士は、ハイウェイ18号線での交通事故の通報を受け出動しました。通報者によると、高速道路の脇に車両が横転しているのを発見したとのことでしたが、駆けつけた隊員は、車両が車道から約200フィート下にあるのを確認したということです。消防士と救急隊員は、車両のある場所まで降りて重傷を負った女性を発見し、救助隊員が高度救命処置(ALS)を開始しました。同時に、消防士は隊員と被害者を安全に引き上げるためのロープを設置し、両者は無事に引き上げられたということです。
 
女性は、家族の集まりの帰り道で事故に遭い車の中で一晩を過ごした可能性が高いとみられています。家族は女性と連絡が取れなかったため心配して、Appleの「探す」機能を利用して、女性の居る場所を確認しました。その場所で、車が横転しているのを発見し、911に電話したということです。

衛星経由の緊急SOS機能を使って救助要請

Appleの技術は、12月初めに起きた別の事故でも人々を助けるのに役立っています。南カリフォルニア州で車が道路を外れて、峡谷に約300フィート(約91メートル)落下するという事故が起きた際、この車に乗っていた2人は、iPhone14で新たに搭載された衛星経由の緊急SOS機能により助けを求めることができたということです。幸い彼らの怪我は軽度から中程度だったため、車から自力で脱出することができました。救助隊は、ヘリコプターを出動させ、2人を峡谷から地元の病院へと搬送することができたということです。
 
2人を救った衛星経由の緊急SOS機能は、Appleが2022年の世界開発者会議(WWDC)で発表し、11月にリリースされたものです。この機能は、携帯電話通信やWi-Fiの圏外でも緊急通報サービスにメッセージを送る事ができ、iPhone14シリーズや、最新のApple Watchシリーズに搭載されています。ユーザーは、緊急事態を説明するための一連の質問を受け、そのユーザーの回答、位置データ、メディカルIDが、緊急対応担当者に送信されます。
 
 
Source:San Bernardino County Fire via Apple Insider
Photo:San Bernardino County Fire
(m7000)

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この記事を書いた人

本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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