Apple、NFCチップやカメラへの他社のアクセスも認める!?

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Appleは、App Store以外のアプリストアからのアプリダウンロードを許可するのに加え、NFCチップやカメラ、「探す」ネットワーク、Webブラウジングエンジンといった分野も、サードパーティーに公開するだろうと、Bloombergのマーク・ガーマン記者が伝えています。

当面は欧州のみ。いずれは他地域へも拡大

Appleは欧州で新たなデジタル市場法が施行されるのを受け、iPhoneへのアプリのサイドローディングや、App Store以外のアプリストアからのアプリダウンロードを認めると、Bloombergが報じました。
 
このAppleの大きな変更は、当面欧州でのみ適用されますが、今後世界の他の国々で同様の法律が成立すれば、サイドローディングや他のアプリストアの利用が認められるようになるとガーマン記者は記しています。

NFCチップ、カメラなども他社へ開放

またAppleが門戸を広げるのはApp Storeだけではないようです。
 
ガーマン記者は、NFCチップやカメラ、Webブラウジングエンジンやその他のAppleのソフトウェアに他社がアクセス可能になるほか、『探す』ネットワークもAirTag競合製品が制限なく利用できるようになるだろうと述べています。「探す」アプリはiOS14でサードパーティー製品に対応しましたが、条件が厳しすぎるといわれています。
 
たとえばNFCチップが開放されれば、iPhoneにおいてApple Pay以外の決済システムも利用可能となります。
 
ただしAppleは、たとえサイドローディングを認めたとしても、iOSアプリの開発者に手数料を求める計画のようです。
 

 
 
Source:Mark Gurman/Twitter
Photo:Apple
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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