Google、RCSを一向に採用しないAppleを再度批判

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    リッチコミュニケーションサービス(RCS)とは、ショートメッセージサービス(SMS)に代わる規格で、より高解像度の写真やビデオ、オーディオメッセージ、より大きなファイルサイズをサポートし、さらに暗号化の改善、クロスプラットフォームの絵文字反応、異なるデバイス間でのより信頼性の高いグループチャットなどが追加されています。GoogleはRCSをiMessageでも採用するよう長年主張していますが、耳を貸さないAppleを批判するブログ投稿を新たに公開しました。

    初めてSMSが送られてから30年が経過

    きょう、1992年12月3日に初めてSMSが送られてからちょうど30年が経過したことになります。
     
    Googleは、「ノスタルジーには賛成ですが、別の方向も見てみたい」と、今日の携帯電話は30年前と大きく異なり、RCSクロスプラットフォームのエンドツーエンドの暗号化されたメッセージングが利用可能になる、と主張しています。
     
    すべての主要携帯電話キャリアとメーカーはRCSサポートを実装していますが、Appleだけが孤軍奮闘しており、Googleの主張を認めていない状況です。

    クックCEO「優先事項ではない」

    AppleがRCSのサポートを検討しているのか、もうそうであればいつサポートを実現させるのかは不明ですが、今年9月にAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)はインタビューで、RCSは優先事項ではないとの旨のコメントを残しています。
     
    RCSの非採用は、Androidの緑のメッセージバブル差別の原因ともされており、GoogleがAppleを批判するのは当然とも考えられます。
     
     
    Source:Google via MacRumors
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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