Appleが2022年内に発表するはずだった5つのものとは?

    Apple ロゴ

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    12月に入り、2022年も残り少なくなってきました。しかしまだ、Appleが「2022年中」に発表すると噂されたソフトウェアや新機能、サービスが5つ残っていると、米メディアMacRumorsが指摘しています。
     
    しかし最初のiOS16.2などのOSを除くと、残り4サービスおよび機能の年内実現は難しそうです。

    iOS16.2/iPadOS16.2などのOS

    現在ベータ版がリリースされているiOS16.2は、12月半ばに正式版が公開される見通しです。
     
    iOS16.2ではフリーボード(Freeform)アプリや、iPhone14 Proシリーズの常時表示ディスプレイを利用中に壁紙と通知の表示をオフにする機能などが導入されます。
     
    またiOS16.2に加え、iPadOS16.2、macOS 13.1、watchOS9.2、tvOS16.2も、12月中に正式版がリリースされる見込みです。

    Apple Payで後払い(Apple Pay Later)

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    Appleは今年の世界開発者会議(WWDC 2022)において、iOS16の新機能として「Apple Payで後払い」の導入を発表しました。
     
    しかし現時点でまだこの機能は利用可能となっていません。
     
    iOS16について解説するページにおいて、Appleは「Apple Payで後払い」は、今後のソフトウェア・アップデートで米国において利用可能となるものの、すべての州には適用されない可能性があると記しています。
     
    iOS16.2ベータには今のところ「Apple Payで後払い」に関する記述はないため、年内には追加されないかも知れません。

    Apple Music Classical


     
    Appleのクラシック音楽専用アプリは「Apple Music Classical」という名称で、2022年内にリリースされるとの噂がありました。
     
    Appleは2021年8月にクラシック音楽配信のPrimephonicを買収した際に、Apple Musicにおけるクラシック音楽体験を改善すると約束しています。
     
    Appleが使用するバックエンドのコードに「Apple Music Classical」の記述が見つかっており、2022年中に新サービスが実現するとの期待も高まりましたが、iOS16.2ベータには関連する記述はなく、こちらも来年に持ち越される可能性が高そうです。

    Apple Card普通預金口座

    Appleは2022年10月、Apple CardユーザーはGoldman Sachsにおいて新たな普通預金口座が開設可能となり、デイリーキャッシュなどのリワードはその口座に直接入金されると発表しました。ただし口座が開設できるのは米国のみです。
     
    Apple Card普通預金口座は手数料無料、最低預金額なし(米国では多くの預金口座で最低預金額が設定されている)で、ウォレットアプリで管理可能です。
     
    この普通預金口座に関する記述はiOS16.1リリースキャンディデート(RC)にはあったものの、正式版リリース時には削除されました。iOS16.2ベータにも関連する記述は見当たらないため、2023年まで見送られる可能性があります。

    セルフサービスリペアプログラムの拡大

    Apple Self Service Repair Program セルフサービス・リペア・プログラム
     
    Appleは2022年8月、2022年末までにセルフサービスリペアプログラムを欧州諸国へと拡大し、修理プログラムの対象にAppleシリコン搭載Macを追加することを示唆しましたが、まだ実現していません
     
    セルフサービスリペアプログラムは2022年4月、アメリカにおいて、iPhone12/13/SE(第3世代)のみを対象としてスタートしました。
     
    2022年8月にはM1チップを搭載したMacBook AirとMacBook Proも対象となっています。

     
     
    Source:MacRumors
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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