英当局、AppleとGoogleのモバイルブラウザ市場に対する支配力の調査を開始

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英国は、巨大テック企業の独占禁止に関する取り組みの一環として、AppleとGoogleのモバイルブラウザ市場に対する支配力を、特にモバイルゲームに焦点を当てて調査すると発表しました。

ブラウザ制限がイノベーションの妨げになっているとの声

英国の競争市場局(CMA)は現地時間22日、モバイルブラウザの状況を調査すると政府サイトで発表しました。これは、ブラウザベンダー、Web開発者、クラウドゲーミングサービスプロバイダーから、ブラウザの制限がイノベーションの妨げとなっており、コスト増加につながっているとの多くの返答が寄せられたためとのことです。
 
「多くの英国の企業やWeb開発者は、AppleやGoogleが設定した制限が足かせになっていると感じています。デジタル市場のための新たな競争促進レジームの体制が整えば、この種の問題に対処できるでしょう」と、CMAの暫定責任者であるサラ・カーデル氏は述べています。「それまでは、既存の権限を使って、できるところからこの問題に取り組んでいきます(後略)」

Safari自体にクラウドゲーミングを規制する機能はない?

今回の発表では、調査の1つの側面として、クラウドゲーミングが提示されていますが、Appleはゲーム規制をSafariでは行っておらず、なぜブラウザ調査の一部としてクラウドゲーミングと関連付けられているのかわからない、と米メディアAppleInsiderはコメントしています。AppleはSafari上ではなく、App Storeを通したクラウドゲームの配信を禁止しているためです。
 
調査を支持した著名なベンダーには、DuckDuckGo、Electronic Frontier Foundation(EFF)、Meta、Microsoft、Mozilla、Vodaphoneが含まれています。
 
市場調査は照会から18カ月以内に完了しなければならないとされており、英CMAはコンプライアンス違反の事業者に罰金などを科す権限を持っています。
 
 
Source:GOV.UK via AppleInsider
(lexi)

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