広告なしでインスタを利用できるアプリ、App Storeから削除された理由が判明

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今週初め、広告のないInstagram体験を提供するなどの改良が加えられた「OG App」と呼ばれる新しいサードパーティー製InstagramアプリがApp Storeに登場しました。しかし、公開からわずか1日後、AppleはOG AppApp Storeから削除しています。そして今回、この削除の理由についての詳細が明らかとなりました。

Apple、「OG App」を削除した理由を明かす

Appleは現地時間9月29日、米メディア9to5Macに対して、「OG Appは、InstagramのAPIをMetaの利用規約で認められていない方法で使用していたため、App Storeからの削除を余儀なくされました」と説明しています。
 
同社は、OG AppがInstagramのサービスを不正に使用していることを発見したと述べ、これは、App Store Reviewガイドラインだけでなく、Instagramの利用規約に違反するものであるとしています。また、これによりユーザーのアカウントがプライバシーやセキュリティの脆弱性にさらされた可能性があると指摘しています。
 
Appleは特に、App Store Reviewガイドライン 5.2.2を指摘しており、そこには次のように書かれています。
 

アプリには自分で作成したコンテンツ、または使用許可を取得したコンテンツのみを使用してください。許可なくコンテンツを使用した場合はアプリが削除されることがあります。
 
アプリがサードパーティーのサービスのコンテンツを使用、アクセス、収益化、または表示する場合、当該サービスの利用規約に従って特別の許可を得る必要があります。また、要望に応じて承認書類を提出する必要があります。

Metaも、「OG App」を非難

Metaもまた、OG Appが同社のポリシーに違反していると公に避難し、「適切な強制措置を講じる」と述べています。
 
これにより、OG AppはApp Storeから削除され、ダウンロードできなくなりました。また、既にダウンロードしている場合も、MetaがこのアプリのInstagram APIへのアクセスを遮断するため、動作しなくなる予定です。
 
 
Source:App Store Reviewガイドライン via 9to5Mac
(m7000)

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この記事を書いた人

本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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