Apple Watch Series 8用体温測定センサーがAirPodsに搭載?
Patently Appleが、Apple Watch Series 8に搭載される体温測定センサーは、将来的にAirPodsへの搭載も想定されていると、公開された特許情報から予想しています。
熱電対を利用した温度センサーで構成
米国特許商標庁(USPTO)が現地時間2022年8月25日、Appleが出願した「ヘルスケア関連製品における温度センサーを構成するための技術」に関する特許を公開しました。
この特許には、温度センサーモジュールが、Apple Watch Series 8の底面のような平らで硬い部分だけではなく、曲面などの柔軟性が要求される場所にも取付可能な構造でも良いと記されています。
温度センサーモジュールの核となる温度センサーは、熱電対もしくは測温抵抗体(RTD:Resistance Temperature Detector)を利用するものです。
複数の搭載形態にあわせた温度センサーの構造が想定
温度センサーモジュールにはタッチセンサーも含めることができると、特許内で説明されています。
一方、同じ温度センサーモジュールでも取付対象のデバイスに合わせ、タッチ操作非対応の形態も検討されています。
こうしたことから、タッチセンサー付きの柔軟な構造の温度センサーはAirPodsのステム(軸)やApple Watchのバンドに、タッチ操作非対応のものはApple Watchの底面に内蔵されることが考えられます。
AppleはAirPodsに環境光センサーを搭載し、耳式体温計機能を実現し得る特許も取得していました。
同社は来月開催のイベントでAirPods Pro(第2世代)を発表すると噂されていますので、体温上昇通知機構が搭載される見通しのApple Watch Series 8だけではなく、同デバイスにも何らかの体温測定センサーが搭載されることが期待できます。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:Apple Hub/Facebook
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