Apple、Studio Displayのサウンド問題を認め、暫定的な対処法を公開
Appleが、Studio Displayでオーディオ関連の問題が発生していることを認め、将来のiOSのアップデートで問題を解決すると案内し、暫定的な対処法を案内しています。
音が聞こえなくなる、音質の悪化などの指摘
Appleが2022年3月に発表したStudio Displayについて、音が突然出なくなる、再生速度が速くなる、音質が悪化するなどの問題が発生している、と一部のユーザーがTwitter、Appleのサポートフォーラム、MacRumors読者フォーラムなどで指摘しており、その数はこの数週間で増加している、と米メディアMacRumorsが報じています。
以下のツイートに添えられた動画には、音楽の出力先をMacBook ProからStudio Displayに切り替えて数秒後、音楽が止まってしまう様子が収められています。
Since yesterday my Studio Display will only play audio for a few seconds and then it stops. Audio playback works fine on the MacBook Pro that’s connected to the display. Not sure if it’s hardware or software related. I’m running the Ventura beta.
Anyone seeing something similar? pic.twitter.com/u4yO1bFubq
— Simon B. Støvring (@simonbs) July 28, 2022
Apple、対処方法を案内
MacRumorsは、Appleが正規サービスプロバイダに送付した文書において、オーディオ関連の問題が発生した場合の対処方法として以下の内容を案内しており、ハードウェアの問題ではないと説明し、今後のiOSアップデートで改善すると示唆している、と伝えています。
- Studio Displayの電源プラグを抜く
- 接続しているデバイス、アクセサリー類を取り外す
- 10秒間待つ
- Studio Displayを再び電源に接続する
ただし、この対処法は暫定的なもので、再び同じ問題に遭遇した、と報告しているユーザーもいます。
Webカメラの画質問題はファームウェアで改善
Studio Displayは、発売直後から内蔵カメラの画質が低いと指摘され、Appleが公開したファームウェアで画質は若干改善されましたが、Bloombergのマーク・ガーマン記者は「本質的な改善にはなっていない」と指摘しています。
Source:MacRumors
(hato)